HCD-Net 発足記念フォーラム:講演(2) 林和彦氏

会場風景

本日は、ITと自動車のかかわりについて、何点かお話します。

まずトヨタの考えですが、トヨタは持続可能なモビリティの実現に向けて、ゼロナイズ(交通事故/交通渋滞/環境負荷の最小化)とマキシマイズ(楽しさ/ワクワク感/心地よさの最大化)の2つの考えを持っている。これを両立させたい。これを受けて、昨年のET2004や雑誌等で電子プラットフォームの導入を説明した。安全/快適のパッケージ化で高品質と低価格を実現し、機能を向上する。プロセス改革は品質確保の鍵である。

つぎに電子PFについてです。外のIT技術を通信によって車と繋げている考え方です。それを車の中でいろいろなシステムに拡張していく。車内のコンポーネントの組合せが複雑になり、カーナビなど開発規模も大きくなってきている。これはどこかで使いやすく見直す必要がある。例えば車とユーザとディーラをつなぎ、故障診断やセキュリティを行うシステムもどんどん進化している。交通渋滞の予測なども可能になっている。対話型のシステムなども検討中である。こういうものができると安全安心や環境(燃費)へのサポート、ナビを応用したオペレータサービスなど色々できる。こういうことをやるにはユーザ要求やシステム要件をきちんと決めプラットフォーム(PF)を作らなければならない。その意味ではユーザビリティの視点も大事であり、カーナビではユーザビリティ評価なども継続的に実施している。

会場風景

最後にまとめですが、やはりお客様視点でアーキテクチャーをしっかり作り、プロセス改革を行い、完成度と冗長性を持った仕様書を作ることが大事である。

どうもご静聴ありがとうございました。


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