2008年度の抱負

機構長より

黒須正明(独立行政法人メディア教育開発センター)
人間中心設計推進機構も3年目となり、活動はますます活発になってきています。先日は多数の理事が集まって合宿を行い、二日間かけて密な議論を展開しました。 新たな推進策が多数提案され、実行に移されようとしています。もちろん、まだ課題は山積しています。 もっと多くの方に人間中心設計に関心をもっていただき、会員になっていただくこと、そのために人間中心設計の必要性と 意義をわかりやすく伝えてゆくことの必要性を改めて実感しました。今年は理事の改選の年でもありますが、理事や業務委員会に、 若い世代のメンバーもどんどん参加してくださっています。改めて今年が飛躍の年である、と感じた次第です。皆様もどうぞよろしくご支援のほど、 お願いいたします。

理事長・事務局長より

鱗原晴彦(株式会社U'eyes Design)
HCD-Netの運営に携わってから4度目の春が巡り来ようとしています。この間、延べ2000名近いエンジニア、 デザイナーの皆さまに、直近のビジネスにおける諸課題の解決や最新の人間中心設計ノウハウに関する事例・手法・ ワークショップなどをご提供して参りました。
私達HCD関係者の活動は、常にユーザ、人の暮らしを第一に考える役割を担うことであり、必然的に排他的でなく、 相手を思いやるマインドを自分自身の中に意識的に育てようと努めているはずです。
もちろん、議論の中には対立もありますが、対立点をHCD手法的に考察してみれば、不思議と合意する部分を見つけ出すこと ができ、かつ、より快適に議論することを目指しているように感じます。私たち自身の活動そのものが、Small Usability的要素 を押さえつつ、 Big Usabilityレベルに展開できていると感じており、であれば、商品開発のプロセスも、技術的、組織的な困難はあるものの、 必ずや適切なプロセスへ衣替えしていくと信じております。
本年も力強く推進して参りたいと思います。
皆さまの積極的なご協力、ご参加をお待ちしております。

副理事長より

平沢尚毅(小樽商科大学)
INUSEプロジェクトで、13407の基となった案にあってから、10年が経ちました。その時は、それまでの研究を離れて、 ここまで人間中心設計に関わるとは思っていませんでした。そして、今年なって、新たに、人間中心設計は大きな転換の時期 になっているように感じております。それが、普及や人材の広がりでもありましょうし、新たな知見の発見かもしれません。 今年もよろしくお願いいたします。
堀部保弘(三菱総合研究所)
新年明けましておめでとうございます。最近、「デザイン」がマスコミから注目されているようです。色々な種類の製品のC M、コピーの中に「デザイン」という言葉が入り、テレビ番組、雑誌などでも特集されることがあります。一種の「流行」かもしれませんが、これを使わない手はありま せん。「デザイン=人間中心設計」ということを広めましょう。
山崎和彦(千葉工業大学)
昨年より、大学という組織にドメインを移して、千葉工業大学でユーザーエクスペリエンス研究室を立ち上げました。これまでの企業での経験と大学での経験を生かして、HCD-Netでは、いろいろな分野の方と連携を深めていきたいと思います。 特に、昨年度より開始したHCD-Netサロンは評判がよいので、さらに発展させていきたいと思います。また、従来の力を入れていた「組み込み技術者」のための人間中心設計の普及活動の継続、企業の商品企画やデザイン分野での人間中心設計の普及活動も、いくつかの分野に分けて対応できればと思います。 また、広報活動も、会員を主体としたWebやHCD-Netニュースも定着してきたので、もう少し幅広い層への広報活動を検討したいと思います。 今年も、HCD-Netをどうぞ、よろしくお願いいたします。

理事より

伊藤 潤(ソニー株式会社)
しょーがないと無意識にあきらめていることを改めて意識しなおせるよう意識の閾値を下げることが今年の 個人的な目標ですが、どなたかご一緒に発見競争しませんか?
暗中模索だった業務事業部もやっと新しい方向性がまとまってきました。総会でご紹介させていただきますので、 新生業務事業部にご期待ください。
小川俊二(有限会社カイデザイン)
体が知っていることを、もっとよく頭が理解できたらと思う。頭が論理的に考えようとするのに対し、 体は必ずしも論理的ではないけれど。それでも私たちが中心に添えている人間の、その中心はやはり頭ではなく 体なんだと思う。もちろん短絡的に体を甘やかして飽食させるということではなく、最終的に自分や他の人の体 がよろこぶようにするにはどうしたらよいのか、を考えていきたいと思っている。
辛島 光彦(東海大学)
皆様にはWebサイト、メーリングリスト等を通じてお知らせ済みですが、今年の機構誌Vo.4,No.1から、 査読付き論文を掲載していくことになりました。当機構誌では、いわゆる原著論文、レビュー論文を始め、 事例研究、研究速報等、幅広く掲載していこうと考えております。皆様のご投稿を心よりお待ちしております。
また会員の皆様にはレフリーをお願いすることがあると思います。 その際にはご協力よろしくお願い申し上げます。
郷健太郎(山梨大学)
セミナーやワークショップなどの教育事業は徐々に軌道に乗ってきました。 これまで沢山の方々にご参加いただきました.本当にありがとうございます。 今年は,これまでの教育事業を進めつつ,教育プログラムの構築や、HCD-Net だからこそできる新たなプロジェクトに取り組みたいと考えています。 また,教育事業に関する「楽しい取り組み」も計画中です。少しでも興味があるかたは, ぜひとも計画段階からご参加ください!
篠原 稔和(ソシオメディア株式会社)
HCD/ UCDの考え方やアプローチを前提とした UIが、ビジネスや社会を変革する時代が到来しました。 このような中、 HCD/UCDのスペシャリストたちへの期待も益々大きなものになってきていることを痛感する日々です。 今こそ、その専門性と探究心を一層研ぎすませつつ、広い視野と行動力をもって、各種分野を牽引していくときなのでは ないか、と考えます。どうか今年もよろしくお願いいたします。
高橋賢一(株式会社ソフトディバイス)
さまざまな変化は、人間の外の世界にだけ起こっているのではなく、変化とふれあって暮らしている人間 にも起こっていると思います。かっての地球中心宇宙観としての天動説のような過ちを起こさないよう、 人間中心設計の中心にいる人間も実は、人工物や社会と相互作用をおこしながら存在していることをどのように 設計に活かすか考えてみたいと夢見る新年です。
早川誠二(株式会社リコー)
皆さん、新年あけましておめでとうございます。規格化・認定事業委員会で進めている「地方自治体のHPのユーザビリティ 評価〜引っ越しタスク編〜2007」も現在最終審査段階です。結果がまとまり次第報告させていただきます。また、今年は、専門家の認定制度に関しても 検討を開始したいと考えています。今年もよろしくお願いいたします。
松原幸行(キヤノン株式会社)
昨年中ニュースレターのコラム執筆にご協力をいただいた皆さまに、この場を借りてお礼申し上げます。 今年も、いままで未登場の方々には、執筆のお願いをさせていただきます。ホームページもそろそろリニューアル を考えております。良いアイデアがあればどしどしご意見をお寄せください。今年も広報社会化活動を通じて、 HCD-Net活動の充実に微力を尽く所存です。なにとぞよろしくお願い申し上げます。
八木大彦(公立はこだて未来大学)
昨年は顧客(消費者)満足の逆を行く偽装や手抜きが発覚した1年でした。しかし、顧客満足を忘れた企業は現代の社会には生き残れないはずです。 HCD-Netの活動を通して、今年も顧客満足のための人間中心設計を確実に一歩前進させよう。出来れば今年はもう一歩加えて二歩前進と行きたい。 今年もよろしくお願いいたします。
山岡俊樹(和歌山大学)
東洋的な考え方が、医学の分野だけでなく,HCI2007やAPCHI2006の発表でも見受けられ、 インタフェースの世界でも評価されているようです。西洋的ではない東洋的な人間中心設計を今後検討してゆく べきでしょう。従来にないソリューションを創出してゆくことができると思います。
あと、関西地区の活動基盤を今後構築してゆきたいと考えています。

監事より

加藤大三(東京工業大学)
新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。ソフトウェアの分野でもSaaSの言葉が普及している様に, 全ての個々人が自身に最適な様態で如何に使い易くしていくかが重要です。 その為への方策に注力して行きたいです。
小林 正(富士通デザイン株式会社)
昨年は海外事業部担当一年目をあわただしく過ごしました。必ずしも十分な活動とは言えませんでしたが、 今年も引き続き、充実した活動を目指してがんばりたいと思います。更に今年は、来年に行われる初めてのHCD 国際会議である ICHCD2009(米国サンディエゴで開催)を見据えた活動も行う必要があります。

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