セミナー・サロン

【第3回・第4回レポート】

7/24(金)25(土)にブラザーコミュニケーションスペースにて、「ユーザビリティ評価(名古屋 全4回)」の第3、4回が開催されました。

講師として第1、2回に続き道具眼の古田一義さんに加え、奥泉直子さんをお招きしてユーザビリティ評価の演習が行われました。

3日目は前回までに準備をした実査の演習が実施され、各チーム工夫を凝らした準備をされていました。この日は被験者役として会場を提供してくださったブラザー様の社員の方に協力していただき本番さながらの実査演習が行われました。

後半には講師の古田さんが進行役となりデモンストレーションを行い、それに対して奥泉さんがポイント解説をしていただきました。

最終日の午前中は実査の続きで、この日は受講者内で被験者役を派遣しあって実施しました。

午後からその結果の分析をし、最後に各チームまとめの発表が行われました。

結果から得られた問題点・発見から、今回の演習に対する気づき・反省点などの発表を行いました。

受講者が他のチームの被験者役として体験することによって、他のチームはこんな工夫をしているのか、被験者ってこんな気持ちなんだというのが実感できたと思います。

是非ここで得た知識や学び、反省点を実務に活かしていただきたいと思います。

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【第1回・第2回レポート】

6/26(金)27(土)にブラザーコミュニケーションスペースにて、「ユーザビリティ評価(名古屋 全4回)」が開催されました。

講師として道具眼の古田一義さんをお招きしてユーザビリティ評価の講義と演習が行われました。

1日目は講義ではユーザビリティの基礎知識を認知科学の視点からミニ演習を交えながら学びました。その中では自分の読んだ資料をまとめ他人に説明し合うジグソーWSでユーザビリティ評価の必要なことの理解を深めました。

ユーザビリティ評価経験者が多かったようですが、普段自分たちが実施していることの裏付けや人間の心理ってこうなんだというのが、改めて理解できたのではないでしょうか。

後半は課題テーマごとにチームに分かれ、各評価対象の理解と共有を実施しました。

2日目はユーザビリティ評価の準備や進行のポイントを講義で学び、チームごとに評価対象の専門家評価とタスクと進行の設計を実施しました。その後、パイロットテストして次回以降の実査の準備をしました。

今回は小規模での開催となったため、各チームが古田先生の直接の指導を受けながらタスクの設計の仕方など体感して理解できたのではないでしょうか。

次回以降は実査とテスト結果の分析になります。

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HCDの基本であるユーザーによる評価の技術を学ぶシリーズセミナーを開催します。本セミナーでは理論・計画立案・実査・分析まで、体系的・体験的に学ぶことが出来ます。4、5名でチームを組んでいただき、チームメンバーのどなたかの実際のプロダクト/サービスを評価対象にご提案いただく形で、実務としてリアリティのある演習をご体験いただけます。

 

今年度は昨年度から内容を再編して金・土の開催で、密度を高めて行います。デザイナー、エンジニア、企画、広報など様々な分野の方の参加をお待ちしています。今回は名古屋開催となります。近県の方など、是非この機会をご活用ください。

 

■会場:ブラザー コミュニケーションスペース

名古屋市瑞穂区塩入町5番15号

(最寄り駅 名鉄/地下鉄名城線 堀田)

http://www.brother.co.jp/bcs/guide/index.htm

 

■スケジュールと講師

第1回セミナー:「ユーザビリティ評価基礎講座とチーム編成」

日時:6月26日(金)13:00-18:00

講師:古田 一義氏(道具眼)

懇親会:無

 

第2回セミナー:「対象プロダクト理解とインスペクション評価」

日時:6月27日(土)10:00-18:00

講師:古田 一義氏(道具眼)

懇親会:有(希望者のみ・費用3500円)

 

第3回セミナー:「タスク設計とプレテスト」

日時:7月24日(金)13:00-18:00

講師:古田 一義氏(道具眼)、奥泉 直子氏

懇親会:無

 

第4回セミナー:「演習本番と分析、まとめ」

日時:7月25日(土)10:00-18:00

講師:古田 一義氏(道具眼)、奥泉 直子氏

懇親会:予定(希望者のみ・費用3500円)

 

■履修証明証:全4回履修された方には「履修証明証」を交付致します。

 

■定員:30名(先着順)

※見学者の募集は行いません。

 

■参加資格:原則申し込んだ本人が全セミナーに参加してください。

 

■演習のテーマの決め方

本セミナー内の演習はよりリアルなテーマ(評価対象)で実査を体験できることを目指しています。講師側で架空のテーマや一律のテーマを押しつけるのではなく、参加者の方が実際に携わっておられるプロダクトやサービスを対象とし、できる限り実務に近い状況で実施したいと考えています。

「是非自分のところのプロダクト/サービスで演習をしたい!」という方はテーマを応募していください。

 

■テーマの応募

セミナーお申込み後に、応募受付開始します。

原則としてテーマの内容については問いませんが、次の条件を満たす必要があります。

・実際に動作するプロダクト/サービスを会場で利用できる(動作に必要な装置を持参できる)

・所属先のコンセンサスが得られる(未発表のものなどは必ず了承をとってください)

 

モニタ役(操作してもらう人)を外部から募ることも検討中ではありますが、基本的にはチーム間でモニタ役を派遣しあう形式になります。また高度に専門的なプロダクト(例:医療従事者を対象とする医療器具など)については、実際の利用者に近い人を呼べるわけでないことをご承知おきください。

あまりに数が多い場合は事前に締め切ったり、一定の選考をさせていただく場合があります。

 

■チーム作りの方法

(1)テーマ応募者は、当日、他の参加者にテーマについて簡単なプレゼンをする

(2)各参加者は自分の業務ジャンルに近い/興味があるなどの理由で、参加したいテーマに投票する

(3)全体としては4、5件のテーマを選抜してチームを作る(チーム数、チーム人数は参加者確定後に決定)

 

■テーマの評価計画

(1)チーム編成後、テーマ提案者はクライアント役も兼任し、チームに対して評価対象の概要と、どういう点を評価したいかを伝える

(2)チーム全員でプロジェクトの方向性、目的を決定する

(3)(2)に基づきチーム全員で評価対象をインスペクション評価し、潜在的な問題点を抽出し、ユーザビリティテストのタスクを検討する

(4)(3)に基づきテストを実施する

(5)分析後、結果報告スライドを作成しチーム間でプレゼンテーションを行う

 

これに要所要所に座学をはさんでまったくの未経験者でもユーザビリティ評価を体験していただけるようサポートいたします。

 

■テーマ提供により得られるもの

・プロの指導を経たユーザビリティテスト計画

・数人分のユーザビリティテストデータと簡易報告書

・第三者であるチームメンバーによるインスペクション評価結果

これらの結果を追加料金無し(テーマ提供者ではない受講者と同額)で持ち帰ることができます。

 

たくさんのご応募お待ちしております。「こんなプロダクトでも応募して良いか?」などご質問もお気軽にお寄せ下さい。

質問先:secretariat@hcdnet.org

 

■参加費:会員:2万円、一般:3万円

※一括納入(返金は致しません)

 

■参加申込方法:

タイトルを「「ユーザビリティ評価」参加希望」」として以下の内容を

hcdnet_registration@hcdnet.org までご連絡ください。

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氏名:

所属先名:

会員種別:正会員/賛助会員/学生会員/一般/一般学生

電話番号:

メールアドレス:

 

【懇親会への参加】下記より該当するものを残してください。

①6月27日の懇親会に参加します。

②6月27日の懇親会に参加しません。

※7月25日の懇親会への参加受付は7月初旬より開始します。

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受付メールを事務局より返信いたします。参加費の支払い方法の案内は受付メールに記載されています。受付メールが2、3日(土日祝日を除く)で届かない場合は事務局にご連絡ください。請求書をご希望の場合は本文にその旨と、請求書のあて先と郵送先をご指定ください。


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HCD-Netで人間中心設計を学ぶ

HCD-Net(人間中心設計推進機構)は、日本で唯一のHCDに特化した団体です。HCDに関する様々な知識や方法を適切に提供し、多くの人々が便利に快適に暮らせる社会づくりに貢献することを目指します。

HCDに関する教育活動として、講演会、セミナー、ワークショップの開催、 HCDやユーザビリティの学習に適した教科書・参考書の刊行などを行っています。