HCDコラム

ショートコラム Vol.126

私は日常生活の中で優れた製品やサービスを見ると、それらの裏側にある開発プロセスのシーンを思い浮かべ、開発の中でどのようにHCDやUI設計の視点が活かされているか、また盛り込まれているのかについて想いを巡らすことがあります。
恐らく、開発のフェーズでは製品やサービスの開発に携わる様々な部門の思いや考え方がぶつかり合い、辿り着いた一つの結果として、新たな製品やサービスが形作られ世の中に提供されているのだと思います。このぶつかり合いの中で、HCDやUI設計の視点についても十分議論されたものがあることで、優れた製品やサービスの提供につながっているのだと思います。
自分自身でも、新製品の開発を行う際には、当然HCDやUI設計の視点を持って業務を進めるよう努めていますが、日常生活で出会う優れた製品やサービスを見ることで、まだまだ自分の気づかなかった視点に気づかされることがあります。
開発する上では、様々な課題を抱えることも多くありますが、上記のような体験を通じて、開発プロセスに想いを馳せることで、自分自身のより良い製品作りの励みになると考えています。


HCD-Netで人間中心設計を学ぶ

HCD-Net(人間中心設計推進機構)は、日本で唯一のHCDに特化した団体です。HCDに関する様々な知識や方法を適切に提供し、多くの人々が便利に快適に暮らせる社会づくりに貢献することを目指します。

HCDに関する教育活動として、講演会、セミナー、ワークショップの開催、 HCDやユーザビリティの学習に適した教科書・参考書の刊行などを行っています。