セミナー・サロン

2011年5月19日、表参道のこどもの城・研修室にて2011年度1回目のHCD-Netセミナー「人間中心設計とユーザエクスペリエンス」を開催しました。

ユーザエクスペリエンス(UX)への関心の盛り上がりなどを受けて、当初の募集人数の倍の申し込みがあり、急遽、広い会場に移しての開催となりました。
福住氏からは、HCDプロセス規格がISO 9141-210として見直された経緯や改訂のポイントなどを、規格を利用する立場で端的に解説していただきました。
黒須氏からは、モノづくりに限らずいろいろな分野でとりあげられているUXについて、歴史的経緯やISO規格を踏まえて、幅広い知識を解説していただきました。

受講者から質問が多く寄せられ、ドキュメントで読んだだけではわかりづらい活用法など、他の受講者にも参考になるお話を講師の方々から引き出すきかっけとなりました。
携わっている業種は違っても、HCDに関する活動や悩みは共通する場合が多いです。今後とも「ひとりの疑問はみんなの疑問」というつもりで場を活用していただければと思います。
seminar20110519-3.jpg

人間中心設計推進機構(HCD-Net)では、人間中心設計(HCD)プロセスとユーザーエクスペリエンス(UX)に関する最新動向についての講演会を実施いたします。

1999年に制定されたHCDプロセスのISO 13407が改訂され2010年にISO 9241-210として発行されました。
同じく2010年にDagstuhl Seminarで行われた議論の内容がUX白書(UserExperience white paper)としてまとめられました。
いずれも、よりユーザー中心のサービスやシステム設計をすすめる上での指針となるドキュメントです。
このたび、ISOの国内委員として尽力されている福住氏、UX白書作成に貢献した黒須氏をお迎えして、最新の動向や展望について講演いただきます。

ご案内

■開催日時:2011年5月19日(木)15時~18時
■場所:こどもの城 9F 906号室(会場変更)
 http://www.kodomono-shiro.jp/access/index.shtml
 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-1
■主催:HCD-Net

■講演内容:
「HCDとUX ~HCDプロセスの国際規格(ISO9241-210)の動向」
福住 伸一 氏(NEC 情報・メディアプロセッシング研究所)

「HCDとUX ~UX白書にもとづく総論」
黒須 正明 氏(放送大学)

■定員: 55名
■参加費:HCD-Net会員(正会員・賛助会員)3,000円,学生会員 1,000円,
一般 6,000円

■参加申込方法

会場変更により、まだ若干お席があります。

 



タイトルを「セミナー0519参加希望」として以下の内容を
hcdnet_registration@hcdnet.org までご連絡ください。
------------------------------------
氏名:
所属:
電話番号:
メールアドレス:
会員種別: 正会員/賛助会員/学生会員/一般
------------------------------------
請求書をご希望の場合は本文にその旨と、請求書のあて先と郵送先をご指定ください.
受付メールを事務局より返信いたします.参加費の支払い方法の案内は受付メールに記載されています.
受付メールが2,3日(土日祝日を除く)で届かない場合は事務局にご連絡ください.


セミナー・サロンレポート ※研究発表会は「研究会」ページをご覧ください

アーカイブ(すべてのセミナー・サロン開催概要)※研究発表会は「研究会」ページをご覧ください

動画チャンネル

一部の講演は動画チャンネルで見ることができます。

HCD-Netで人間中心設計を学ぶ

HCD-Net(人間中心設計推進機構)は、日本で唯一のHCDに特化した団体です。HCDに関する様々な知識や方法を適切に提供し、多くの人々が便利に快適に暮らせる社会づくりに貢献することを目指します。

HCDに関する教育活動として、講演会、セミナー、ワークショップの開催、 HCDやユーザビリティの学習に適した教科書・参考書の刊行などを行っています。