セミナー・サロン

<関西で設計者、品質保証担当者、HCD専門家の方々に好評だったセミナーの東京開催です>

概要

昨今UXの重要性が声高に叫ばれている中、実際に製品・システム・サービスの開発/設計現場では、ユーザーの利用体験を設計要件にとして作り込み、品質を検証するプロセスが確立されていないのが現状ではないでしょうか。
誰もが、いつでも、どこからでも製品・システム・サービスを利活用するIoT時代(つながる世界)だからこその安心安全で快適なユーザー体験価値を継続的に提供するためのUX設計技術が必要です。
本セミナーでは、ソフトウェア品質の基本から顧客満足と価値を見つめなおしたあと、
ユーザー体験価値から製品品質を導き、製品・システム・サービスを具体化して提供するには、どのようにして

ž ユーザーの本質的な要求や解決すべき問題を把握するのか。
ž ユーザー体験価値を決めるのか。
ž 製品・システム・サービスの要求仕様として定義するのか。
ž ユーザーの視点からの評価/検証を行い、ユーザーの利用時の品質を保証するのか。
ž 発売後のフィードバックを活用し、ユーザー体験を製品・システム・サービスに反映してゆくのか。

など、UX設計技術に関して基本的な考え方や具体的な取り組み方についてご紹介し、質疑応答や意見交換を通じ皆様の悩みや課題解決の糸口を探ります。

■主催:一般社団法人UX設計技術推進協会(UXDQ)  
■共催:NPO法人人間中心設計推進機構(HCD-Net)
■協賛:一般社団法人日本科学技術連盟(JUSE)

■日時:2019年4月25日(木)14時~17時(受付開始:13:30~)

■会場:東京 株式会社明電舎 大崎会館
https://goo.gl/maps/ySdEakFpcmG2

■定員:40名(先着順) →50名に増枠いたしました。

■参加費:
UXDQ・HCD-Net 正会員/賛助会員、協賛団体会員:3,000円
一般:5,000円  

■対象者
・製品/システム/サービスの企画、開発、設計、品質保証、顧客対応のマネージャーおよび担当者
・UX設計技術に関心のある方

■人間中心設計(HCD)対象コンピタンス
A1: 調査・評価設計能力
A2: ユーザー調査実施能力
A3: 定性・定量データの分析能力
A4: 現状のモデル化能力
A5: ユーザー体験の構想・提案能力
A6: ユーザー要求仕様作成能力
A12: ユーザーによる評価実施能力
A13: 専門知識に基づく評価実施能力
B1: プロジェクト企画能力
C1: 組織導入能力
C3: 人材育成能力
■参考:コンピタンスマップ(HCD-Net)
https://www.hcdnet.org/media/001/201611/competence_map2016.pdf

講演概要

1.「ソフトウェア品質から考える顧客満足と価値」
東洋大学 経営学部 経営学科長 教授 野中 誠氏

概要:さまざまな製品・システム・サービスがつながり連携する環境が急速に広がる中で、ソフトウェア品質の重要性がますます大きくなっています。製品単体としてバグを作りこまない製造品質を高める一方、つながる世界でのサービス全体として新しい価値を創り出すことも求められています。本講演でソフトウェア品質の基本概念を学び、顧客満足と提供価値の観点から企業にどのような取り組みが求められているか探るヒントにしてください。


2.「UX設計技術とその効果」  
一般社団法人UX設計技術推進協会 代表理事    UX測研 代表 伊藤 潤氏

概要:IoT/AIが急速に導入される生活環境において、ユーザーが安心・快適に継続して、製品/システム/サービスを利用する実現するひとつの重要な要素として「UX設計技術」があります。設計現場でUX向上に必要な新しい技術をどう加えるかを追求し、現場に適用することを定着させるために、一般社団法人UX設計技術推進協会を設立しました。良いUXの提供を目標としたシステムやサービスを確実に市場に届けて、ビジネスの競争力をあげること、それらを使ったユーザーが実際に良いUXを獲得して笑顔が増える。そんな社会の実現を目指していきます。今回は、この協会の活動概要を紹介します。


3.「しなくていいUXを実現するためのIoTサービス設計」
Qrio株式会社 IoT開発本部 本部長 山口 隆広氏

概要:便利な生活を手に入れたかったはずなのに、気づくとやることや心配ごとが増えてしまっている。ハードウェアを絡めたIoTサービスの現場で悪意なく起こってしまっていることです。
サービスの提供価値にスコープしているものの、その周辺の利用状況や心理的ハードルを加味できていないと実際に広く使われるサービスにはつながりません。機器の期待値と与えられた機能がマッチしているかも重要です。
本講演では、ハードウェアを絡めたIoTサービスにおける利用者品質の担保により「しなくていいUX」を実現していくための設計についてお話ししていきます。

プログラム

13:30 受付開始

14:00 講演
 1.「ソフトウェア品質から考える顧客満足と価値」
   東洋大学 経営学部 経営学科長 教授 野中 誠氏
 2.「UX設計技術とその効果」  
   一般社団法人UX設計技術推進協会 代表理事
     UX測研 代表 伊藤 潤氏
 3.「しなくていいUXを実現するためのIoTサービス設計」
   Qrio株式会社 IoT開発本部 本部長 山口 隆広氏

16:40 全体質疑応答、意見交換

17:00 終了

参加お申し込み方法

以下サイトよりお申し込みください。(Peatix経由でのお申し込みとなります。)
https://peatix.com/event/619729/view

注意事項

■HCD-Net賛助会員様について
※賛助会員様は2名までは「HCD-Net賛助会員」種別にて参加可能です。3名以降の方は「一般」種別となりますので、予め2名様を社内にてご調整ください。登録される場合は正副代表者の方のお名前でご登録いただき、参加の方にpeatixチケット譲渡機能をご利用いただくか、または当日は代理の旨受付でお申し出ください。

■領収書および請求書について
※請求書及び領収書の発行はお受付致しかねます。
※領収書が必要な方は、Peatixで発行される領収データをご利用ください。
http://help.peatix.com/customer/portal/articles/221024

キャンセルについて

・キャンセル前提のお申込みはご遠慮願います。
・やむを得ずキャンセルが必要となった場合は、イベント開催日前日の4月24日(水)17:00までにお申し出があった場合はキャンセル手続きを承ります。それ以降のキャンセルにつきましてはお受け出来かねますので、何卒ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
・キャンセル時の返金につきましては、Peatix Help「チケットをキャンセルしたい」をご参照ください。


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動画チャンネル

一部の講演は動画チャンネルで見ることができます。

HCD-Netで人間中心設計を学ぶ

HCD-Net(人間中心設計推進機構)は、日本で唯一のHCDに特化した団体です。HCDに関する様々な知識や方法を適切に提供し、多くの人々が便利に快適に暮らせる社会づくりに貢献することを目指します。

HCDに関する教育活動として、講演会、セミナー、ワークショップの開催、 HCDやユーザビリティの学習に適した教科書・参考書の刊行などを行っています。