セミナー・サロン

「キーモーメントの策定・具体化とアイデアの拡張発想(2019年HCD-Net東海UXデザイン連続セミナー Day4)」開催レポート

10月19日に名古屋の「ウインクあいち」にて、UXデザイン連続セミナーの4回目を開催しました。

はじめに、前回から3週間ぶりということで、加藤さんによるアイスブレイクを行いました。
①24時間以内の出来事でうれしかったこと
②これまでの3回のセミナーで学んだこと、なるほどとおもったこと
2つのお題に対してグループ内でシェアしました。


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■アイスブレイク1

■アイスブレイク2


次に、井登さんより前回の振り返りと質疑応答が行われました。
振り返りに際しては、井登さんの実体験に基づいたジャーニーマップの紹介がありました。先日の台風19号の影響によりカナダ出張がまさかの延泊(4泊6日が9泊11日へ)という貴重な体験に共感しつつ、ジャーニーマップのコツを理解されたようです。


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■振り返り(井登さん)

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■質疑応答

質疑応答では、「HCDプロセスでどこに注力すればよいのか?」「成果物を経営層へ報告する際のコツって?」「天才・巨匠・センスのある人はどれくらい存在するのか?」について議論されました。

ワークショップの前半は、前回作成したサービスジャーニーマップをブラッシュアップしつつ、主要なペインを拾い上げて、解決のためのアイデアづくりを行いました。


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■ペインの拾い上げ

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■アイデアづくり

休憩とショートレクチャー「プロトタイピング法」を挟んで、後半のワークショップでは、アイデアのブラッシュアップとプロトタイプ作成に向けたプランニングを行いました。

今回は、Day0の際にご協力いただいた白濱さんにセミナーの内容をグラフィックレコーディングしていただきました。


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■白濱さんとグラレコ1枚目

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■グラレコ2枚目

次回(最終回)は、サービスとして実現可能なアイデアの「プロトタイプの仕上げ」を行って発表です。

「ユーザー体験の俯瞰的な可視化によるアイデア発想手法(2019年HCD-Net東海UXデザイン連続セミナー Day3)」開催レポート

9月28日に名古屋の「ウインクあいち」にて、UXデザイン連続セミナーの3回目を開催しました。

はじめに前回までの振り返りと質疑応答を行った後に、価値マップと簡易ペルソナの補完作業を行いました。
休憩を挟んで、井登さんより「カスタマージャーニーマップとサービスブループリント」についてレクチャーがありました。


■井登さんのレクチャー

ワークショップは、「サービスコンセプトの策定」から始まりました。ユーザーの価値観やニーズをグループ内で共有した上で、提供するサービスの方向性を決めました。


■サービスコンセプトの策定1

■サービスコンセプトの策定2

次に、サービスジャーニーマップの作成を行いました。ユーザーの主要なモーメントを横軸に書き出した後に、行動や感情/思などの項目を縦軸に配置して順番に検討していきました。行動の洗い出しにあたって、情報不足を補うために再インタビューしながら行うグループもあり、グループ間で協力し合いながら良い雰囲気で進められました。


■ジャーニーマップ作成

■再インタビュー&項目出し

ある程度作業が進んだ頃に、井登さんから時間軸の取り方についてアドバイスがあり、人生設計のような長~い時間軸で検討していたグループは、提供するサービスに見合った短めの時間軸でジャーニーマップを追加していました。前回の価値カード作成と同様に、細かすぎず、壮大すぎず、丁度いいレベル(行動を洗い出す長さと時期)が大事ですね。


■井登さんよりアドバイス

■ジャーニーマップ追加中

今回は予定を変更して、「ペイン/フェイルポイント」に対する「理想の状態」の発想まででワークショップを終了しました。

ワークショップ前後のディスカッションでは、「ペルソナって古くないか?」「デザインやペルソナなどの評価方法やタイミングは?」「アイデアの収束のさせ方はどうするの?」「コンセプト決定とジャーニーマップ作成はどちらが先か?」「インタビューデータの扱い方は?」など活発に意見交換されました。


■ディスカッション1

■ディスカッション2

次回は、「ソリューションアイデアの発想」から再開します。

「価値の構造化とペルソナデザイン(2019年HCD-Net東海UXデザイン連続セミナー Day2)」開催レポート

9月14日に名古屋の「ウインクあいち」にて、UXデザイン連続セミナーの2回目を開催しました。

前半は、井登さんから前回の振り返りとフォローアップに続き、加藤さんより「KA法を用いた価値抽出~構造化手法」についてレクチャーとワークショップが行われました。
価値抽出は、「出来事→心の声→価値」へ変換する練習をしてから実際の作業に入りました。


■加藤さん

価値カードの作成にあたっては、みなさん普遍的な価値に変換するのに苦労していたようです。


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■価値カード作成1

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■価値カード作成2


具体的すぎると限定的な価値になってしまいますし、抽象的すぎると曖昧な価値になってしまいます。細かすぎず、壮大すぎず、丁度いいレベルの価値(普遍的な価値)に変換できるようになるには、習うより慣れろで、場数を踏むしかありません。このWSをきっかけに、日々の練習や業務での活用を通して経験を積んでいただきたいと思います。

次の価値マップ作成では、価値を統合しながら本質的価値を見い出し、価値の関係性や指向性を鑑みて、価値の全体構造を可視化しました。この作業も各グループとも試行錯誤されていたようですが、その分、メンバー間の共通認識が深まったようです。


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■価値マップ作成1

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■価値マップ作成2

後半は、井登さんにバトンタッチして「ペルソナデザイン法」についてショートレクチャーとワークショップが行われました。


■井登さん

価値の全体像から、大まかな特徴を捉え「誰に、どんな価値を」提供するのか方針を決めました。


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■ペルソナ作成1

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■ペルソナ作成2

最後に、6つのグループの「価値マップ」と「簡易ペルソナ」を発表し合ってWSが終了しました。


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■発表1

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■発表2

みなさん、インタビューデータからペルソナへ落とし込む過程を通して、提供する価値の方向性や人物像を共有できたようです。
次回は、作成したペルソナに提供する「サービスのアイデア発想」を行います。


「UXD概論と実践的デプスインタビュー技法(2019年HCD-Net東海UXデザイン連続セミナー Day1)」開催レポート

8月31日に、名古屋の「ウインクあいち」にて、UXデザイン連続セミナーの1回目を開催しました。
この連続セミナーは今年で2年目になりますが、募集開始日に満席(定員36名)となり、スタッフ一同感激しつつ初日を迎えました。
今年のテーマは『キャリアを通した継続的な成長のためのソリューション』です。

前半は、HCD-Net教育事業部 加藤による「オープニング」と「学びのコツ」の紹介の後に、メイン講師の井登さんより「連続セミナーのプログラム全体像」の解説と「UXデザイン概論」のレクチャーをしていただきました。良質なUXデザインとは何か、たくさんの事例とそれらの要因について分かりやすく解説していただきました。


■加藤さん

■井登さん

昼休憩、グループ分けとアイスブレイクを挟んで、後半のインタビューWSに進みました。
「デプスインタビューの心得」のレクチャーの後に、即席のインタビューガイドを作ってからインタビューを行いました。


■インタビュー設計1

■インタビュー設計2

今回は、昨年の受講者から「インタビューが不十分だった」との意見を踏まえ、演習方法をブラッシュアップしました。
取材協力者1人に対し、「15分インタビュー→振り返りと設問内容の修正→再度同じ人を15分インタビュー」の流れを2人分行いました。
初回は、どのグループも緊張気味にインタビューしていましたが、回数を重ねるごとに笑顔や活気に溢れ、たくさんの情報やヒントが得られたようでした。


■インタビュー1回目

■インタビュー2回目

WSの最後に、次回までの宿題「ファクトイド抽出」が出されて終了しました。

受講者の感想から「本心を語ってもらっているのか、不安を感じた。」「いろいろ想像したり、判断・忖度している自分に気づいた。」「話しにくいことを無理に話させ、誘導してしまった。」など、インタビューの場づくり・舵取り・深堀りの難しさを実感していたようです。

次回は、抽出したファクトイドから「価値の構造化とペルソナデザイン」を行います。
セミナー後の懇親会は、井登さんを囲んで楽しく行われました。


■懇親会

今年は、どんなソリューションが発想されるのか、とても楽しみです。



概要

HCD-Net東海では、実務でUXデザインを実践したいと思っている方を対象に、昨年好評だったUXデザイン連続セミナー(全5回)を実施いたします。
本セミナーでは、インタビュー調査やペルソナの作成からサービスを創りあげるまでの一連のプロセスに関連する手法を学び、受講者が実務でUX デザインを実践できるようになることを目指します。デザイナーだけではなく、エンジニア、企画、広報など様々な分野の受講者を募りますので、体系立てられた知識と実践を身に着けて頂きたいと思います。

昨年度の様子は、https://www.hcdnet.org/hcd/event/entry-1176.html

スケジュールと会場

第1回 08月31日(土)10:30-18:30※:UXD概論/実践的デプスインタビュー技法
第2回 09月14日(土)13:30-18:30:価値の構造化とペルソナデザイン
第3回 09月28日(土)13:30-18:30:ユーザー体験の俯瞰的な可視化によるアイデア発想手法
第4回 10月19日(土)13:30-18:30:キーモーメントの策定・具体化とアイデアの拡張思考
第5回 11月09日(土)10:30-18:30※:プロトタイピングによるエバリュエーション手法
(予備日:12月14日(土))

各回に懇親会あり(希望者のみ)
※第1回と5回は開始時刻が10時半、第2〜4回は開始時刻が13時半になります。
※天災などによる中止があった場合、12/14(土)を予備日として予定しています。

■会場
ウインクあいち(愛知県産業労働センター)
第1回 08月31日(土):9階 908会議室
第2回 09月14日(土):12階 1206会議室
第3回 09月28日(土):10階 1006会議室
第4回 10月19日(土):11階 1107会議室
第5回 11月09日(土):10階 1008会議室

■会場へのアクセス
http://www.winc-aichi.jp/access/
(JR・地下鉄・名鉄・近鉄)名古屋駅より
JR名古屋駅桜通口からミッドランドスクエア方面 徒歩2分
ユニモール地下街 5番出口 徒歩2分

講師


井登 友一(いのぼり ゆういち) 氏
株式会社インフォバーン取締役/京都支社長。デザインコンサルティング会社にて定性的なユーザインサイトを起点とした「ユーザー中心発想」 によるコミュニケーションデザインと、Webサイトの企画・プロデュース・設計に従事。大手住宅メーカー、ウェディングプロデュース企業、大手製薬企業など、数多くの企業のマーケティングコミュニケーションを支援。2011年インフォバーン入社、京都支社の責任者を務める。日本プロジェクトマネジメント協会認定プロジェクトマネジメントスペシャリスト(PMS)、人間中心設計推進機構認定人間中心設計スペシャリスト。

参加お申し込み方法

定員に達した為、申し込みは終了しました。


■昨年度の様子


セミナー・サロンレポート ※研究発表会は「研究会」ページをご覧ください

アーカイブ(すべてのセミナー・サロン開催概要)※研究発表会は「研究会」ページをご覧ください

動画チャンネル

一部の講演は動画チャンネルで見ることができます。

HCD-Netで人間中心設計を学ぶ

HCD-Net(人間中心設計推進機構)は、日本で唯一のHCDに特化した団体です。HCDに関する様々な知識や方法を適切に提供し、多くの人々が便利に快適に暮らせる社会づくりに貢献することを目指します。

HCDに関する教育活動として、講演会、セミナー、ワークショップの開催、 HCDやユーザビリティの学習に適した教科書・参考書の刊行などを行っています。