セミナー・サロン

概要

日本人間工学会アーゴデザイン部会とのコラボレーションで、UXの実践と深淵についての発表会を開催します。

前半は、Future Experience(FX)フォーラムと題して、最先端の取り組みをされている方々から、「ビジョン提案型手法の展開~三方よしのデザイン事例~」と題して語っていただきます。後半は、企業や団体からHCD事例を発表していただきます。
問題解決型では立ち行かなくなった今、新しい問いを立てるにはどうすればいいのか? みなさんが取り組もうとされていること、取り組んでいるもののうまくいかないこと、それらを前に進め、よりよい未来へとつなぐためのヒントがたくさん含まれた深い話が聴ける場になると思います。

■日時:2020年1月14日(火)13時00分~17時00分
 (受付開始:12時45分~ 交流会:17時30分~)

■会場:株式会社 島津製作所 研修センター(E2)43号
https://www.shimadzu.co.jp/aboutus/company/access/sanjo.html
正門受付でイベントへ参加する旨とお名前をお伝えください。会場の案内があります。

■主催:特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)

■共催:日本人間工学会アーゴデザイン部会

■協賛:Xデザイン学校

■定員:75名

■参加費:4,000円(一般)
1,000円(学生)※社会人学生は除く

■交流会費:4,000円(一律)
※交流会は、別途チケットを購入ください。当日、現地で代金を徴収します。交流会については領収書を発行しません。

プログラム

12:45-13:00 受付

13:00-13:05 開会のごあいさつ

13:05-15:00 第7回Future Experience(FX)フォーラム「ビジョン提案型手法の展開~三方よしのデザイン事例~」
発表①「デザイン3.0の時代~脱モダンのデザインの世界です」
山岡 俊樹氏(京都女子大学)

発表②「ビジョンと三方よしのデザイン」
山崎 和彦氏(武蔵野美術大学)

発表③「三方よしのデザインに関する研究動向(仮)」
郷 健太郎氏(山梨大学)

発表④「一般社団法人 体験設計支援コンソーシアムの活動について」
高橋 克実氏(株式会社ホロンクリエイト)

発表⑤「遊び場のユニバーサルデザイン」
柳田 宏治氏(倉敷芸術科学大学)

15:00-15:10 休憩

15:10-17:00 HCD事例発表会
事例①「『動機のデザイン』とプロセスモデル-当事者を主体者に変える、小さな現場の取り組みから」
由井 真波氏(有限会社リンク・コミュニティデザイン研究所 代表取締役)
※HCD-Net AWARD 2019 最優秀賞受賞者
デザイナーだけががんばっても、デザインの成果がなぜか活かされない、、、デザインの成果を活かしていくのは、ほかならぬ現場の当事者です。地域や中小企業など、少人数で事業に取り組む「小さな現場」ではひときわ、当事者の「動機」が推進力となります。 「小さな現場」に外部デザイナーとして赴くことの多い登壇者が、実際のデザインプロジェクトの経験をもとに、当事者とともに進めるデザインプロセスを 「KKDモデル」として体系化しました。 「カタチ」「価値」を創り出すと同時に、当事者の「動機」に着目し働きかけ進めていくデザインプロセスです。まだまだ発展途上のモデルですが、なかでも鍵となる「動機のデザイン」の考え方を、実践例とともにご紹介したいと思います。

事例②「プロダクトを『育てる』デザインガイドラインのメディア化」
野々山 正章氏(株式会社ソフトディバイス)  
2019年の取り組みとして、ソフトディバイスでは、デザインガイドラインをメディア化しました。CMSを使ってブログを書くような枠組+触れる、動くGUIコンポーネントなどを表示できるシステムです。 受託で、プロダクトの先行開発・企画・デザインとお仕事いただいている中で、最終的にデザインガイドラインを制作させていただく案件も多くありますが、今まではpdfや静的なHTMLでの形態が多く、編集データの所在の管理や、メンテナンスコストが多くかかっていました。 そこに、共同編集可能なガイドラインシステムを、デザイン事務所が提供することで、プロダクトの「育て方」をクライアントと一緒に考えるベースとしてのシステムを作ることができました。今回は、その制作の経緯と概要をご紹介します。 また、このシステムはアイコンを整理するためのアイコンアーカイブや、GUIモーションライブラリなど”デザインをアーカイブする”ことで、見渡すことを可能にする取り組みにも発展しております。こちらの取り組みもご紹介いたします。

事例③「オモシロすぎる体感イベント『プハー1グランプリ』と『車いす運動会』をやって実感していることを伝えたい!」
中尾 将志氏(ReFURO OSAKA、車いす運動会組織委員会)、玉泉 京子氏(車いす運動会組織委員会)
「役立つこと、意義あることなのに、伝わらない…」「やる度に深まるけど広がらない」そんなことはないでしょうか? 2019年、2つのイベントを開催してみました。 当事者を巻き込み、周辺が巻き込まれに来たイベントに、企画者が驚いています。 その秘訣や、得た知見を、少しでもお伝えさせて下さい。

事例④「ペルソナやカスタマージャーニーマップからは目から鱗のアイデアは生まれない!?」
水本 徹氏(HCD-Net副理事長・関西支部長)
ペルソナやカスタマージャーニーマップを用いてアイデア出しを行っても、「そんなの、わざわざペルソナなんて作らなくても分かるじゃん」などと言われたことはないでしょうか。ペルソナが悪いわけではなく、その位置づけがうまく説明できていないのです。改善型プロジェクトと革新型プロジェクト、それぞれでのペルソナの使い方などを論じます。

参加申込方法

下記よりお申込みをお願いいたします。
https://peatix.com/event/1391857

注意事項

■領収書および請求書について:
※クレジットカードのご利用明細書、金融機関の払込受領書もしくは払込完了画面、Peatix発行の受領データをもって領収書に代えさせていただきます。
※Peatix発行の領収データについてはこちらをご参照ください↓
http://help.peatix.com/customer/portal/articles/221024
※請求書の発行はお受付いたしかねます。

■キャンセルについて:
・キャンセル前提のお申込みはご遠慮願います。
・やむを得ずキャンセルが必要となった場合は、1/9(木)17:00までにお申し出があればキャンセル手続きを承ります。それ以降のキャンセルはお受け出来かねますので、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。また、交流会は料理の手配をしますので費用が発生します。1/9(木)17:00以降のキャンセルは絶対にしないでください。
・キャンセル時の返金につきましては、Peatix Help「チケットをキャンセルしたい」をご参照ください。

■賛助会員の皆さまへ:
・本イベントはすべて「一般」種別となります。

■PayPalをご利用される方へ:
PayPalから支払い承認のメールが届いても、その段階ではまだお申込みが完了しておりません。
PayPal決済画面でカード情報を登録後、注文確定画面に移動し、カナ名など必要項目に情報をご入力された上、 確定ボタンを押して注文確定となります。ご注文が確定するとPeatixからご登録のメールアドレス宛に『お申込み詳細』 のメールが自動配信されます。


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動画チャンネル

一部の講演は動画チャンネルで見ることができます。

HCD-Netで人間中心設計を学ぶ

HCD-Net(人間中心設計推進機構)は、日本で唯一のHCDに特化した団体です。HCDに関する様々な知識や方法を適切に提供し、多くの人々が便利に快適に暮らせる社会づくりに貢献することを目指します。

HCDに関する教育活動として、講演会、セミナー、ワークショップの開催、 HCDやユーザビリティの学習に適した教科書・参考書の刊行などを行っています。