セミナー・サロン

毎年開催しております利用品質メトリクス開発ワークショップですが、本年はコロナ禍の影響もあり、初のオンライン開催と致しました。
 例年では、ワークショップを2日にかけて行い、初日前半を座学を中心とした講義、午後と2日目をワークショップに割りあててていましたが、本年は座学部分を充実させるためビデオ視聴型セミナーとし、講義部分を理論編とワークショップ演習編にわけて動画配信とテキストを提供致しました。
 動画部分は1週間視聴可能としワークショップまでの間に各自講義を視聴しワークショップに臨んで頂き、ワークショップではZOOMを使用し、発表や解説はメインルーム、ワークショップはブレイクアウトルームなどを使い分けながらディスカッションを深めていきました。
 その他にMiroボード、グーグルスライドなどを使用しながら、例年以上に活気のあるワークショップになったと思います。
 来年度以降も、本年に作成した講義部分のビデオセミナーなどを有効に使いながら、さらに充実したワークショップとなるよう工夫していきたいと思っております。


小樽商科大学 平沢先生による利用時の品質に関わるISO関連の理論編セミナー

小樽商科大学 平沢先生によるメトリクス開発ワークショップ演習編セミナー

ワークショップ進行中イメージ

ワークショップ進行中イメージ

「製品・システム・サービスの利用時の品質に対応したメトリクス(設計品質管理指標)」に関わるシステム品質に関する基礎的な知見を理解し、具体的な利用品質メトリクスを導出方法を体感する2日間のワークショップを開催します。ご担当する業務での活用が期待できる利用品質メトリクスを導出に関する知見を習得することができます。

今年度はISOに基づく解説部分をさらに充実させ、私鉄の特急券購入サイトをワークショップの題材に取り上る予定です。製品・システム・サービス開発の上流段階で優れた利用時の品質を作り込む利用品質メトリクスを知る貴重な機会となりますので皆様のご参加をお待ちしています。例年ですと対面式のグループワークを行っておりましたが、本年はコロナ禍の影響で講義部分はビデオ視聴型セミナーとし後半2日間をZOOMによるオンラインワークショップと致します。

■プログラム:
実際のアプリケーションを題材に利用品質に関するメトリクスを導き出します。
(1)利用品質メトリクスとSQuaREの関係などワークショップの趣旨を理解する。
(2)アプリケーションを使いながらエキスパートレビューを行い問題点を抽出する。
(3)抽出した利用品質上の問題点から数値化のための属性を抽出し測定方法を検討する。
(4)測定対象の中から利用品質メトリクスの候補を選定し、測定する。
(5)測定結果をどう評価するか、また基準値をどのように設定するか検討する。

■講師:小樽商科大学 商学部 教授 平沢 尚毅氏
略歴:C159/SC4/WG6並びにJTC1/SC7とのJWG28の審議委員。JWG28では、『使用性の試験報告書のための工業共通様式(JIS X 25062)』などの人間中心設計プロセスに関わる様々な様式の規格化を進めている。電子政府推進員を通じて、電子政府ユーザービリティガイドラインの原案作成などに寄与してきた。

ビジネス事業支援部・利用時の品質普及委員会では「現場で使える利用品質メトリクスの検討」
「ユーザビリティを考慮した設計のできる技術者/専門家の育成」を重点方針として活動しております。

■主催:HCD-Netビジネス支援事業部 
■協賛:一般社団法人UX設計技術推進協会(UXDQ)

■日時:
①ビデオ視聴型セミナー
①-1.利用品質メトリクスとISO(SQuaRE)理論編+テキスト
①-2.利用品質メトリクスとISO(SQuaRE)理論編+メトリクスの導出解説編+フルテキスト
※視聴期間1週間:11月25日~12月10日 空いているお時間で視聴下さい。
※ワークショップ参加者は12/2までに視聴ください。

②ワークショップ
②-1.インスペクション評価と機能要求・非機能要求 ・12/3日(木)
②-2.UI改善案 属性 評価 測定 ・12/10日(木)
※ワークシップへはビデオ視聴型セミナーを視聴後に参加ください。

セミナー視聴用URLやZOOMの招待URLは申込後に別途お知らせ致します。

■会場:
ビデオ視聴型セミナーとZOOMによるオンラインワークショップ

■スケジュール:
【ビデオ視聴型セミナー】
11月25日~12月10日まで(ワークショップ参加者は12/2までに視聴ください)

【ワークショップ(1日目)】12/3日(木)
12:45~ 受付開始
13:00~17:00 ワークショップ開催
17:00~17:30 まとめ 質疑応答
17:45~19:30 オンライン懇親会(希望者)

【ワークショップ(2日目)】12/10日(木)
12:45~ 受付開始
13:00~17:00 ワークショップ開催
17:00~17:30 まとめ 質疑応答

■定員:
理論編+テキスト100名(先着順)
理論編+解説編+フルテキスト 100名(先着順)
理論編+解説編+フルテキスト+ワークショップ2日間  20名(先着順)

■参加資格:原則申し込んだ本人が全ワークショップにご参加ください。

■参加費:
・HCD-Net正会員:理論編+テキスト 5,000円
・HCD-Net正会員:理論編+ワークショップ解説編+フルテキスト 18,000円
・HCD-Net正会員:理論編+ワークショップ解説編+フルテキスト+ワークショップ2日間 28,000円
※一般社団法人UX設計技術推進協会(UXDQ)会員の方も上記価格で参加頂けます。

・一般:理論編+テキスト 7,000円
・一般:理論編+ワークショップ解説編+フルテキスト 22,000円
・一般:理論編+ワークショップ解説編+フルテキスト+ワークショップ2日間 35,000円

■懇親会:12/3(木)のワークショップ終了後に懇親会を行いますのでご都合のつく方はご予定ください。 
参加費:無し
※ZOOMによるオンライン懇親会

■対象者:
・HCD-Net会員全般

■対象コンピタンス:
A8: 製品・システム・サービスの要求仕様作成能力
A9: デザイン仕様作成能力
A12: ユーザーによる評価実施能力
A13: 専門知識に基づく評価実施能力


セミナー・サロンレポート ※研究発表会は「研究会」ページをご覧ください

アーカイブ(すべてのセミナー・サロン開催概要)※研究発表会は「研究会」ページをご覧ください

動画チャンネル

一部の講演は動画チャンネルで見ることができます。

HCD-Netで人間中心設計を学ぶ

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