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プログラム概要(予定)
■11月14日(金)
【メイン会場:共用講義室(503)】
基調セッション :HCDの20年とこれから
セッション1 :HCD失敗事例から学ぶ“しくじりクロストーク”
セッション2 :HCDを文化として根づかせる
セッション3 :AI時代を生きるデザイナーのための創造力と共感力
理事会企画1 :理事とフリートーク:気軽に聞ける・話せる時間
【ワークショップ会場:ワークショップルーム(2)(504)】
ワークショップ1:ファシリテーション実践ワークショップ
(定員30名:先着順)
ワークショップ2:HCD × GenAI:AIが変える人間中心設計の未来
(定員30名:先着順)[満席]
ワークショップ3:HCD導入の壁突破ワークショップ
(定員28名:先着順)
※オンライン配信はありません。
※「会場現地参加」チケットをお申し込みの上、
別途、ワークショップ専用申込ページにてお申し込みください。
※ワークショップは参加人数に限りがあります。
※キャンセル待ちは受け付けておりません。
ただし、満席でもキャンセルなどで当日空きがありましたら、
その場で受け付ける場合があります。
※キャンセルの場合は必ず主催者に連絡をお願いします。
■11月15日(土)
【メイン会場:共用講義室(503)】
理事会企画2 :中高生による社会課題解決メッセージ
HCD-Netフォーラム2025参加お申し込みはこちらから⇒ https://peatix.com/event/4516334
参加申し込み方法
以下のURLからお申込みください。※Peatixのアカウント登録が必要です。
<参加申し込み締切:11月12日17:00まで>
https://peatix.com/event/4516334
■各セッションの概要 ※随時更新
基調セッション「HCDの20年とこれから」
HCD-Net設立からの20年を振り返り、組織の歩み、研究の発展、現場での実践、そして若手が描く未来像を多角的に紹介します。最後に、次の20年に向けた課題と展望を語り合い、人間中心設計の新たな可能性を探ります。
【設立20周年にあたって ― 黒須正明名誉理事長からの言葉】
設立20年、おめでとうございます。この20年だけをみても、周囲の社会状況や技術動向は大きく変化してきており、設計やデザインという切り口から社会に関与している私たちのあり方も、鋭敏なアンテナをはりめぐらし、創意工夫に力を入れていかねばならない状況になっています。特に若い会員の皆さんを中心に、次世代のHCD-Netのあり方についての議論が活性化することを期待しております。
【登壇者】
黒須 正明氏(放送大学 名誉教授)
黒須 正明氏(放送大学 名誉教授)
早稲田大学で心理学を学んだ後、日立製作所に入社し、中央研究所、デザイン研究所で17年間、HCIやユーザビリティ評価の研究に従事。その後、静岡大学情報学部、文科省メディア教育開発センター、放送大学にて教授。ユーザ中心設計、UXの理論と評価、人工物進化学などを研究。現在は、日常生活のデザインや人間中心AIというテーマに取り組んでいる。現在は、放送大学名誉教授
学会活動として、APCHI98とINTERACT2001の大会長を、またHCI International Thematic Areaの大会長を2009から2025年度まで毎年度担当。NPO人間中心設計推進機構の名誉理事長。
著書に『UX原論』『現場の声から考える人間中心設計』『人間中心設計における評価』『コンピュータと人間の接点』『Theory of User Engineering』など。
安藤 昌也氏(千葉工業大学 教授)
安藤 昌也氏(千葉工業大学 教授)
千葉工業大学 先進工学部 知能メディア工学科 教授。
早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、大手システム開発会社、経営コンサルティング会社取締役などを経て、2011年より千葉工業大学工学部デザイン科学科准教授、後に教授を経て2016年より現職。博士(学術)。ユーザーエクスペリエンス及びUXデザイン、人間中心設計の教育・研究に従事するとともに、企業とのUXデザインに関するプロジェクトを多数手がける。主著である『UXデザインの教科書』は、多くの企業・大学等で採用され2016年の発刊以来、教科書分野ではロングセラーとなっている。ヒューマンインタフェース学会論文賞,研究会賞,関東工学教育協会業績賞、日本人間工学会標準化貢献賞、体験設計支援コンソーシアム第4回体験設計認証など受賞多数。
浄土真宗の僧侶でもあり真宗木辺派の寺院、拯済寺(じょうさいじ)の住職を務める。
水本 徹氏(HCD-Net 副理事長)
水本 徹氏(HCD-Net 副理事長)
特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net) 副理事長/株式会社島津製作所
ゲームメーカーや医療機器メーカーをはじめとする幅広い分野で、人間中心設計(HCD)やUXデザインを活用した製品の企画・開発や新事業開発に従事。その経験を活かし、現在は組織へのHCDプロセスやUXデザイン導入のコンサルタントとして活動している。企業向けセミナーの講師や、複数の大学での非常勤講師も担当。
認定人間中心設計専門家/認定人間工学専門家/HCDベストプラクティスアウォード 最優秀賞/HCD研究発表会 優秀講演賞/Red Dot Design Award
水出 悠斗氏(インキュデータ株式会社)
水野 愛弓氏(日本事務器株式会社)
セッション1:HCD失敗事例から学ぶ“しくじりクロストーク”
HCDを導入・実践する中で直面する、思わぬ「しくじり」や「壁」。本セッションでは、リアルな失敗談をオープンにクロストーク形式で語り合うことで、同じ落とし穴を避ける知恵と視点を得ます。単なる「失敗話」ではなく、そこからどう立て直したか、何を学んだかに焦点を当てます。
【登壇者】
川崎 文子氏(BIPROGY株式会社)
岡本 里美氏(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社)
熊田 可那子氏(アウルズビジネスパートナーズ株式会社)
セッション2:HCDを文化として根づかせる
~経営・現場・実務が交差する実践知と未来~
HCDを組織に導入し、文化として定着させるまでのリアルな実践知を共有します。経営層と現場推進者が同じ舞台で対話し、導入時の壁や失敗、合意形成のプロセスを率直に語ります。多様な業種の事例から、再現可能な工夫や取り組み方のヒントを学び、明日からの実践はもちろん、組織の未来を形づくる行動につなげます。
【登壇者】
長谷川 敦士氏(株式会社コンセント)
長谷川 敦士氏(株式会社コンセント)
武蔵野美術大学 造形構想学部クリエイティブイノベーション学科主任教授/株式会社コンセント 代表取締役/特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net) 副理事長/Service Design Network日本支部 共同代表
1973年山形県生まれ。「わかりやすさのデザイン」であるインフォメーションアーキテクチャ分野の第一人者。デザインの社会活用や可能性の探索とともに、企業や行政でのデザイン教育の研究と実践を行う。 2002年に株式会社コンセントを設立。2019年から武蔵野美術大学造形構想学部教授を兼任。経済産業省/IPA「DX推進スキル標準」策定検討ワーキンググループ(デザイナー)主査をはじめ各種委員等を務める。 東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。デザインに関する書籍の監修・監訳・著書多数。
藤木 武史氏(コクヨ株式会社)
早乙女 真由美氏(ソニーグループ株式会社)
早乙女 真由美氏(ソニーグループ株式会社)
ソニーグループ株式会社 品質マネジメント部 UX/HCD推進チーム シニアマネジャー
大学でコンピュータサイエンスを学び、ソニーに入社。ソフトウェアエンジニアとして製品開発に携わる中で、お客様と接点のある領域への興味が高まり、アプリケーションやUI仕様に関する業務に従事。その後、現在の部署の前身となる組織に異動し、ユーザビリティやアクセシビリティをはじめとするUI基準の策定などを経て、HCD人材育成や社内啓発など、ソニーグループ全社のUX/HCD推進に取り組む。
セッション3:AI時代を生きるデザイナーのための創造力と共感力
~人間にしかできない価値をデザインする~
生成AIの進化は、デザインの現場やプロセスに大きな変化をもたらしています。自動生成ツールやアルゴリズムが日々進化する中で、デザイナーが「AIでは代替できない価値」をいかに創り出すかが問われています。
本セッションでは、美馬のゆり先生のご著書『AIの時代を生きる──未来をデザインする創造力と共感力』を手がかりに、AI時代のデザイナーに求められる「創造力」と「共感力」に焦点を当てます。人間中心設計の視点から、倫理・共感・社会的責任を含むデザインの未来を考え、参加者とともに対話しながら新たな価値を共創します。
【登壇者】
美馬 のゆり氏(公立はこだて未来大学 教授)
ワークショップ1:ファシリテーション実践ワークショップ
~ファシリの引き出しを増やし、実践力を高めよう!~
HCDの日々の業務に不可欠なファシリテーションの基本をコンパクトに学び確認したうえで、実践で「体験」し「振り返る」ことで、自らのスキルを磨くプログラムです。講義と演習を往復する構成により、明日から使える実践知を得ていただきます。
プログラム内容(予定)
・オリエンテーション
- 参加者同士が簡単に自己紹介し、「ファシリテーションで伸ばしたい力」や「悩み」を一言で共有。場を温めつつ、それぞれの関心を可視化します。
・ファシリテーションの講義
- テキストを使いながら、ファシリテーターの役割・心構え、会議の設計方法、合意形成や意見の引き出し方などの要点を解説。限られた時間ですが、演習の理解を深める基盤となるエッセンスを一通りカバーします。
・グループ演習
- 演習を通じて、HCD実践者として現場の課題解決に活かせるファシリテーションスキルを身につけていただきます。
・Q&Aとまとめ
- プログラム全体を通して生じた疑問や感想を共有し、講師や他の参加者との対話を通じて理解を深めます。最後に、今後の実務に持ち帰るポイントを整理して終了します。
【推奨図書】
ファシリテーション入門〈第2版〉 (日経文庫) 堀公俊
※事前に読んでいただくと、当日の理解がより深まります。
【講師】
杉村 郁雄氏(プロセスクリエイト 代表/中小企業診断士)
杉村 郁雄氏(プロセスクリエイト 代表/中小企業診断士)
大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。メーカー系の金融会社で営業部門、事業戦略部門、ITコンサルティング会社でコンサルタント、日本ファシリテーション協会理事を経験したのちに、現職。堀公俊氏に薫陶を受け、同氏からファシリテーションのノウハウを学ぶ。現在は、現場主義を掲げ、民間企業、行政、市民活動、まちづくり分野など多様な分野で、会議、プロジェクト、ワークショップのファシリテーターとして活動を展開している。講師としても、経験に基づき現場で使える実践的な内容を重視している。
ワークショップ2:HCD × GenAI:AIが変える人間中心設計の未来
生成AIペルソナを使ってユーザーインタビューができるって知ってましたか?
人間中心デザインのプロセスにもAI活用の波が押し寄せています。本プログラムではそんな生成AI活用の一例として 「生成AIペルソナへのインタビューデモ」を体験いただきます。デモ体験後にはHCDのプロセスにおける生成AI活用の可能性について、参加者同士で議論していただくセクションを予定しています。AIによって人間中心デザインがこれからどう変わっていくのかみんなで話し合い、実践のヒントを持ち帰ることをゴールとします。
第一部<experience>:生成AIペルソナにインタビューしてみよう
生成AIペルソナへのインタビューの体験を通し、特定のペルソナのペイン/ゲイン/ゴールを理解し、分析する簡単なワークを実施します。
第二部<discussion>:AIが変える人間中心設計の未来
第一部を踏まえて、生成AIについての様々な「問い」について考察を深め、参加者同士で意見交換をします。
※当日はChatGPTを使った生成AIペルソナのデモ体験を行いますので、ChatGPTを利用できるPCをご持参ください。
【講師】
株式会社mct
mctはビジネス変革と成長を促進するデザインコンサルティングファームです。企業が抱える、デジタル化の推進、CX(顧客体験)の改善、新しい市場への進出、組織開発など幅広いビジネス課題に対し、常にクライアントに寄り添いながら共に取り組み、共に成長し、共に新しい未来を築くことを目指しています。
ワークショップ3:HCD導入の壁突破ワークショップ
HCD(人間中心設計)を組織に導入・定着させる際に直面する「費用対効果の説明」「優先度の低さ」「関係者の説得」などの障壁を可視化し、参加者同士で共有・分析します。
成功事例の裏側にある地道な合意形成や失敗経験も含めて議論し、各参加者が自分の現場に適用できる具体的なアクションプランを持ち帰り、実践に繋げることをゴールとしています。
【登壇者】
川崎 文子氏(BIPROGY株式会社)
岡本 里美氏(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社)
大岸 範史氏(ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社)
濱口 貴広氏(オムロンヘルスケア株式会社)
内田 さやか氏(BIPROGY株式会社)
理事会企画1:理事とフリートーク:気軽に聞ける・話せる時間
HCD-Net理事に直接・気軽に質問や相談ができる時間を用意しました。HCD-Net設立20周年を迎えた今、次の20年に向けた大きなビジョンだけでなく、明日からの小さな改善や、現場でのリアルな課題も一緒に考えていきたいと思います。
【登壇者】
HCD-Net理事
理事会企画2:中高生による社会課題解決メッセージ『(仮)拝啓 大人の皆様へ~中高生からのメッセージ~』
晃華学園中高では国際的な課題を自分ごととして捉え、解決を図る活動をしている中高生がたくさんいます。今回は、第10回「世界子どもの日 人権映像コンテスト」動画部門で最優秀賞を受賞した高校生のほか、SDGs活動を実践する中高生たちが、自分たちの作品や活動に込めた想いを大人の皆さんにお届けします。
【登壇者】
長岡 仰太朗氏(晃華学園中学校高等学校 教頭)および生徒のみなさん
※11月15日(土)に開催します
注意事項
■領収書および請求書について:
・インボイス制度対応の領収書が必要な方は申し込みの際に宛名をお知らせください。
・Peatix発行の領収データについては、こちらをご参照ください。
http://help.peatix.com/customer/portal/articles/221024
・請求書の発行はお受付いたしかねます。
■キャンセルについて:
・キャンセル前提のお申込みはご遠慮願います。
・やむを得ずキャンセルが必要となった場合は、11月6日(木)までにお申し出があった場合はキャンセル手続きを承ります。それ以降のキャンセルにつきましてはお受けできかねますので、何卒ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
・キャンセル時の返金につきましては、Peatix Help「チケットをキャンセルしたい」をご参照ください。
■賛助会員の皆さまへ:
・2名まで「HCD-Net賛助会員」種別にて参加可能です。3名以降の方は「一般」種別となります。
・予め2名様を社内にてご調整をお願いします。3名を超えた場合は、再度「一般」にてお申し込み手続きを行っていただきますのでご了承をお願いいたします。
■PayPalをご利用される方へ:
PayPalから支払い承認のメールが届いても、その段階ではまだお申込みが完了しておりません。
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HCD-Netフォーラム2025参加お申し込みはこちらから⇒ https://peatix.com/event/4516334
