HCD-Netとは

2016年度に情報処理推進機構(IPA/SEC)において、開発者/有識者などからなる「利用時品質検討ワーキンググループ(WG)」が設置され、ソフトウェア品質に関する国際規格であるSQuaREシリーズの「利用時の品質」(UX)をもとに、事例分析などを通じて「つながる世界の利用時の品質」のあるべき取り組み方の方向性と配慮すべき視点を示しました。

<参考>IPA/SEC発行
「つながる世界の利用時の品質~IoT時代の安全と使いやすさを実現する設計~」
http://www.ipa.go.jp/sec/reports/20170330.html

「つながる世界の開発指針(第2版)
https://www.ipa.go.jp/sec/reports/20170630.html

このWGと並行し、HCD-Netビジネス支援事業部を中心としたHCD専門家が独自の事例収集や詳細解説を加え、より現場で活用できるガイドとチェックポイントをまとめました。

利用者視点で「利用時の品質(UX)」を確保するために考えるべきガイドラインとそのチェックポイントに関して整理,解説することで、製品・システム・サービスを提供する立場の人が活用でき、HCD専門家が技術者と連携するためのツールとしても利用できることを目的とした解説書です。

<目次>
1.本書の目的
2.本書の対象範囲
(利用時の品質の必要性や利用品確保する開発プロセス説を解説)
3.利用時の品質の特性とその評価
(利用時の品質の特性とその評価の考え方を解説)
4.利用時の品質確保のための活用ガイドとチェックポイント
(各ガイドとチェックポイントを事例付で解説)

■価格:
1,000円(消費税込み)

■入手方法:
下記方法でNPO法人人間中心設計推進機構(HCD-Net)事務局( secretariat@hcdnet.org )までお申し込みください。代金の支払方法などをお知らせいたします。なお、PDF版のダウンロードのみになります。
メールタイトル:「利用時の品質活用ガイド購入希望」
メール内容:氏名、所属先名、メールアドレス


この度HCD-Netでは、2016年度の総決算としてアニュアルレポートを作成いたしました。
HCD-Netの理念や中期活動方針から会員動向、各事業の活動状況、関連図書のご紹介まで幅広く掲載されており、これ一冊でHCD-Netの現在の状況がわかります。

HCD-Netの会員の方々、あるいはHCD-Netの活動に参加してみたいという方々、HCD/UXDを実践されている方々や興味がある方々におかれましては、是非ご一読ください。また社内学内でのご活用等自由にご活用のほど宜しくお願い申し上げます。


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HCD-Netアニュアルレポート2016


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(版権はHCD-Netに帰属いたします)

ご質問、お問い合わせは事務局<secretariat@hcdnet.org>までお願いします。


2017年度のイベントと開催時期についておしらせします。
なお日程の記入が無いイベントは調整中のものです。

前半

4月

ユーザビリティ評価実践編@名古屋(15日)
第72回HCD-Netサロン「いまあらためてデザインを考える」(20日)
報道カメラマンと人間中心設計(26日)

5月

2017春季HCD研究発表会(27日)

6月

効果的な論文の書き方-初心者も経験者にとっても大事なこととは(1日)
サービスデザインの基礎、応用、最新事例(23日)
第73回HCD-Netサロン「スポーツとテクノロジーとHCD」(27日)

7月

インタビュー入門@名古屋(1日)
HCD広めたい人Meetup(10日)
HCD-Netフォーラム2017(23日)
第74回HCD-Netサロン「ヘルスケアとデータ活用とHCD/UX」(28日)
つながる世界の「利用時の品質」確保のための活用ガイドラインセミナー(31日)

8月

製品・システム・サービスの「利用時の品質」を確保するためには(8日)
・効果的な論文の書き方フォローアップ(9日)
学生限定「実ビジネスを題材にUXデザインを学ぶ」トライアルプログラム(23日、30日、9月6日)
利用品質メトリクス 談話会 第2回(28日)

9月

価値のリフレーミングを通した UXデザインの実践的理解と活用手法(2日)
HCD-Net関西フォーラム2017 「瞬発的HCDと持続的HCD」(8日)

後半

10月

70デザイン項目基礎講座(4日)
人間工学基礎講座(4日)
人間中心設計専門家サロン(4日)
・HCDコンピタンス知識編:ユーザーによる評価と専門家による評価(13日)
・第75回HCD-Netサロン
・アウォード受賞事例から学ぶ
・利用時の品質確保ための活用ガイドセミナー(IPA/SEC後援)
・利用品質メトリクスワークショップ
・経営者向けセミナー

11月

・第76回HCD-Netサロン
・関西講座
・HCDライブラリ出版記念セミナー
・初心者向けイベント
・経営者向けセミナー
・ビジネス支援事業部による解説セミナー
・HCDコンピタンス知識編:(内容検討中)

12月

・2017冬季HCD研究発表会(9日)
・第77回HCD-Netサロン
・利用品質メトリクスセミナー
・関西講座

1月

・第78回HCD-Netサロン
・関西講座
・HCD広めたい人Meetup vol. 2
・経営者向けセミナー
・利用時の品質確保ための活用ガイドセミナー(IPA/SEC後援)

2月

・第79回HCD-Netサロン

3月

・事例発表会@関西


HCD-Netは「第3回Xデザインフォーラム」を協賛します。
参加ご希望の方は http://peatix.com/event/280680/ で直接お申し込みください。(HCD-Net事務局ではお受けできません)

イベント概要

■第3回Xデザインフォーラム「プレイフルな学びとオープンなデザイン」
■趣旨:今回のXデザインフォーラムの一部では「プレイフルな学び」をテーマとして、上田 信行氏(同志社女子大学)に基調講演をしていただき、原田先生と山崎先生の話題提供とディスカッションをします。二部では、「オープンなデザイン」というテーマに関して、森田 浩史氏(オープンイノベーションラボ)に基調講演をしていただき、安藤先生と玉置氏の話題提供とディスカッションをします。パネル発表では、企業・大学・学校などの発表を通して、参加どおしの交流を深めます。
また、あわせて参加者からの パネル発表も予定しています。皆様の多様な参加と発表を歓迎致します。
■日時:9月24日(日)
10:00-12:00 ワークショップ(受付は9:30より)
13:00-18:00 フォーラム(受付12:30より)
18:10-20:10 懇親会(事前申込)
■場所:千葉工業大学津田沼キャンパス2号館3階大教室
   (JR津田沼駅より徒歩3分)  
■主催:千葉工業大学知能メディア工学科山崎/安藤研究室
    Xデザインフォーラム/Xデザイン研究所
■協賛;NPO法人人間中心設計機構
■協力:日本デザイン学会情報デザイン/プロダクトデザイン研究部会
■参加費:午後 4000円、午前/午後 6000円(学生無料・申込必要)
■懇親会費:4000円
■詳細・申込:http://peatix.com/event/280680/
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[ワークショップ 午前:10:00-12:00]
□ワークショップ:プレイフルラーニングで世界をROCKしよう!
・概要:世界をもっとおもしろくしたいというPlayful Mindsetはどのような状況から生まれてくるのか?emergentな学びの場はどのようにデザインすることができるだろうか?
世界を可能性に満ちたものとして見るGrowth Mindsetというパワフルなアイディアとは?これらの挑戦的な問いを、みなさまと共に考えていきたい。
・ファシリテーター:上田 信行(同志社女子大学・教授)・原田 泰(公立はこだて未来大学・教授)・木村 博之氏(TUBE GRAPHICS・代表)・小池 星多(東京都市大学・教授)・脇阪善則(日産)
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[フォーラム 午後:13:00-18:00]
□第1部 プレイフルな学び13:00-14:30
■基調講演1「プレイフルラーニングで世界をROCKしよう!」
・講師:上田 信行(同志社女子大学・教授)
■「未来の学びとデザイン、函館での実践」
・講師:原田 泰(公立はこだて未来大学・教授)
■「プレイパン:みらいの学びのためのアプローチ」
・講師:山崎和彦(千葉工業大学・教授)
■ディスカッション
□第2部 オープンなデザイン14:40-16:10
■基調講演2「オープンイノベーション」
・講師:森田 浩史(オープンイノベーション(イノラボ)、チーフプロデューサー)
■「利他的UXデザイン」
・講師:安藤 昌也(千葉工業大学・教授)
■「富士フィルムにおけるオープンイノベーション」
・講師:玉置広志氏(富士フィルム・マネジャー)
■ディスカッション
□第3部 パネル発表と交流(下記は依頼中、一般参加を歓迎)16:20-18:00
・午前中のワークショップの展示・Xデザイン学校・公立はこだて未来大学(原田泰先生)・武蔵野美術大学(西本企良先生)・常葉大学(安武伸朗先生)・東京都市大学(小池星多先生)・成安造形大学(大草真弓先生)・日本電子専門学校(井上順子先生)・東海大学(富田誠先生)・専修大学(上平崇仁先生)・東京女子大学(渡辺隆行先生)・千葉工業大学(山崎先生/ 安藤先生/中本先生 )

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■基調講演者1:プロフィール 上田信行
同志社女子大学現代社会学部現代こども学科特任教授、ネオミュージアム館長。1950年、奈良県生まれ。同志社大学卒業後、『セサミストリート』に触発され渡米し、セントラルミシガン大学大学院にて M.A.、ハーバード大学教育大学院にて Ed.M., Ed.D.(教育学博士)取得。専門は教育工学。プレイフル•ラーニングをキーワードに、学習環境デザインとラーニング・アートの先進的かつ独創的な学びの場づくりを数多く実施。1996~1997 ハーバード大学教育大学院客員研究員、2010~2011 MITメディアラボ客員教授。著書に『プレイフル・シンキング:仕事を楽しくする思考法』(2009, 宣伝会議)、『プレイフル・ラーニング:ワークショップの源流と学びの未来』(2013, 共著、三省堂)、『協同と表現のワークショップ:学びのための環境のデザイン』 (2010, 共編著、東信堂)など。

■基調講演者2:プロフィール 森田 浩史
大学時代にMosaicからインターネットに触れ、胸騒ぎがしてしまい、うっかりIT業界に身を投じる(年齢的にはホリエモンと一緒)。20代の頃は客先に常駐し会計やSCMなどの業務システムをひたすら開発する。MBA留学後はガラリと仕事内容が変わり、シリコンバレーやイスラエルのスタートアップとの提携業務などを行う。経営企画で会社のお作法を学んだ後、2011年からイノラボ。現在は世界初のソーシャルシティプラットフォームを導入したグランフロント大阪の街づくり、東京大学暦本研究室と進めるスポーツ&ライフテクノロジーラボ、立命館守山校とのアダプティブラーニング実証実験などイノラボが手がけるさまざまなプロジェクトを統括している。昨年訪れたポートランドの街づくりにすっかり感化されてしまい、2020年とその先のワクワクする東京を思案している最中。1995年早稲田大学理工学部応用物理学科卒業。2005年米国ペンシルベニア州ピッツバーグ大学経営大学院にてMBA取得。講師「一橋大学 社会学部 社会組織論」他。著書「環境と経営がわかる本」他。日本シェアサイクル協会、旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会などもろもろ参画中。


人間中心設計推進機構について

HCD-Netは、HCDに関する学際的な知識を集め、産学を超えた人間尊重の英知を束ね、HCD導入に関する様々な知識や方法を適切に提供することで、多くの人々が便利に快適に暮らせる社会づくりに貢献します。

HCD-Netは、NPO法人として、公の立場で産・官・学と連携し、新たな社会形成を推進する役割を担っています。
HCD-Netの活動は、ISO 9241-210(ISO 13407)のプロセス規格に基づいています。