研究会

【第3回ワークショップ レポート】

『利用品質メトリクスSIG第3回ワークショップ』は8月28日(月)に開催されました。最終回となる今回は、第2回までのワークで検討してきた「マップDe統計」の問題点→要求事項→属性から測定方法を検討し、実際に測って数字を出す作業を行いました。品質の指針となる数値の導出に各グループ、苦心しながらも議論に集中し、方向性を示すことができました。また、今回からワークショップに参加された方々には、サービス品質の観点からアプリのバリューを評価し、その度合いを数値化する試みに取り組んでいただきました。後半は吉武先生と鱗原さんを講師にセミナー”「つながる世界のソフトウェア品質ガイド」の解説”が行われ、SQuaREと品質メトリクスの関係などについて学びました。

平沢先生の総括では、このワークショップの結果を評価につなげ、利用品質メトリクスとしてISO化、JIS化を目指して活動を継続していくことが確認されました。今後はSIGの成果をまとめ、ビジネス支援事業部での活動に引き継いでまいります。ワークショップ終了後に行われた懇親会は大変盛り上がり、参加された皆様のメトリクスに対する期待の大きさを感じることができました。皆さまお疲れ様でした。

MetricsSIG_3-01.jpgMetricsSIG_3-02.jpgMetricsSIG_3-03.jpgMetricsSIG_3-04.jpgMetricsSIG_3-05.jpgMetricsSIG_3-06.jpg

【第2回ワークショップ レポート】

8月25日(火)『利用品質メトリクスSIG 第2回ワークショップ』が芝浦工業大学・芝浦キャンパスにて開催されました。第2回ワークショップでは、前半に前回行ったタブレット端末用アプリ「マップDe統計」のエキスパートレビューで抽出されたユーザビリティの問題点から、使いやすさ全体に影響を与える問題点トップ5を選択。後半はそれぞれの問題点を要求表現に変換して機能要求、非機能要求を書き出し、さらに測定可能な属性をリストアップする作業を行いました。

各ワークグループがそれぞれ異なる問題点についての要求事項を検討し、次回に向け貴重な結果が得られました。

第3回(最終回)では各属性から計測方法を検討し、実際の計測から数値を出してメトリクス化に向けた考察を行います。

また後半にはセミナー”「つながる世界のソフトウェア品質ガイド」の解説”でSQuaREを学びます。

MetricsSIG_2-1.jpgMetricsSIG_2-2.jpg

【第1回ワークショップ レポート】

7月22日(水)に芝浦工業大学・芝浦キャンパスにて『利用品質メトリクスSIG 第1回ワークショップ』が開催されました。行政向けシステムを題材として、サービス・HMIの利用品質に関するメトリクスを導き出すワークショップです。政府統計の総合窓口e-Statで提供している統計データのAPIを利用したGIS機能アプリ「マップDe統計」が対象です。

第1回は「マップDe統計」で商圏調査「弁当店の出店計画」の操作タスクを体験し、エキスパートレビューで問題点を抽出。SQuaRE「使用性」副特性のユーザビリティ検討項目に沿って整理・分類を行いました。26名(5グループ)の参加者に加え芝浦工大「吉武研究室」の学生さんもオペレータとして参加していただき、短時間ながら中身の濃いワークショップとなりました。

第2回以降は分類した項目からメトリクス化を踏まえた測定項目・測定方法を検討します。

第2回は8月25日(火)、第3回は9月28(月)に開催されます。

MetricsSIG_1-1.jpgMetricsSIG_1-2.jpgMetricsSIG_1-3.jpgMetricsSIG_1-4.jpg

 

利用品質メトリクスSIGでは2015年度(最終年度)の研究活動を開始しております。サービス品質WGとHMI品質WGがそれぞれの研究会で利用品質メトリクスの検討を行っておりますが今年度は両者をリンクする活動として「行政システム」をテーマとした検討も行います。

今回は下記の内容でワークショップを開催し、その中で総務省統計局のアプリ「マップDe統計」を題材にメトリクスの検討を行います。

全3回のワークショップを通して、国際規格「SQuaREシリーズ」を理解し、SQuaREの「使用性」副特性とユーザビリティの関係を学びながら 利用品質メトリクスを導き出して行きたいと思います。

つきましては、広く会員の皆様の参加を募集いたします。 SQuaREと利用品質メトリクスを知る機会となりますので是非ご参加ください。

 

■日時:

第1回 7月22日(水)16:00~19:00(受付:15:30~) 終了

第2回 8月25日(火)16:00~19:00(受付:15:30~) 終了

第3回 9月28日(月)16:00~19:00(受付:15:30~) 終了

 

★今回(第3回)はセミナーがありますので、過去のワークショップ参加経験がなくとも歓迎いたします。

 

■会場:

芝浦工業大学 芝浦キャンパス307教室

(東京都港区芝浦3-9-14)

http://www.shibaura-it.ac.jp/access/shibaura.html

※3階の307教室まで直接お越しください。

 

■プログラム:第3回ワークショップ:9月28日(月)16:00~19:00

サービス品質観点からのメトリクス化の検討・測定を行なう。

HMI品質では測定を行い、メトリクス(数値化)の候補を示す。

 

1. ワークショップ 16時~17時30分

サービス品質観点からのメトリクス化の検討・測定を行なう。

HMI品質では測定を行い、メトリクス(数値化)の候補を示す。

 

2. セミナー:17時30分~18時30分

「つながる世界のソフトウェア品質ガイド」の解説

講師:吉武 良治氏

 

使用する資料の入手方法:

「つながる世界のソフトウェア品質ガイド」ダイジェスト版のダウンロード

https://www.ipa.go.jp/sec/reports/20150331_1.html

 

3. 第3回のワークショップ結果の総括:18時30分~19時

 

■定員:80名(先着順)

 

■参加費:第1回、第2回ワークショップは無料

第3回はワークショップとセミナーで有料となります。

HCD-Net会員:3000円 、学生会員:1000円

一般:5000円 、一般学生会員:2000円

 

※第3回に参加される方にはセミナーテキストとしてIPA/SEC発刊の冊子を配布します。

ソフトウェア品質向上のためのガイドブック「つながる世界のソフトウェア品質ガイド」

(第3回を含み、他の回にも参加される方にはその回に配布します。)

 

■懇親会:各回、懇親会を行いますので、ご都合のつく方はご予定ください。

 

■参加申込方法:

タイトルを「利用品質メトリクスSIGワークショップ第3回参加希望」として以下の内容をhcdnet_registration@hcdnet.org までご連絡ください。

---------------------------------------------------

氏名:

所属先名:

会員種別:正会員/賛助会員/学生会員/一般/一般学生

電話番号:

メールアドレス:

 

【該当するものを残してください】

第3回:出席/欠席  懇親会:参加/不参加

 

参加費領収書の宛名:

※記載がない場合は所属先名で発行いたします。

----------------------------------------------------

受付メールを事務局より返信いたします。参加費の支払い方法の案内は受付メールに記載されています。受付メールが2、3日(土日祝日を除く)で届かない場合は事務局にご連絡ください。請求書をご希望の場合は本文にその旨と、請求書のあて先と郵送先をご指定ください。

 

 

 


研究会レポート

アーカイブ(過去に開催した研究会の開催概要)

予稿原稿テンプレート

HCD-Net で人間中心設計を研究する

HCD-Net(人間中心設計推進機構)は、HCDやユーザビリティに関する学際的な知識を集め、それらを研究する方々への指導的役割を果たすべく活動しています。

HCD-NetにはHCDの研究者も数多く参画し、研究会の開催、機構誌の発行など、専門家による情報交換を活発に行っています。