セミナー・サロン

今年も関西支部主催の人間中心設計に関する終日イベント「HCD-Net関西フォーラム
2021」を開催します。テーマは「機械の認識、人の認知:知る、解るとは?」です。

午前はユーザー調査結果を分析するワークショップを行います。ユーザー調査を行って、例えばインタビュー調査時の発話内容など複数のテキストデータがあるとき、それらをどのように分析すれば、ユーザーニーズを知り、解ることができるでしょうか? 上位下位関係分析などの分析手法を体験していただきます。

午後は企業でご活躍中の方3名による講演会を行います。「知る」という事は「区別する」という事であり、その為には認識が不可欠です。「認識」能力では、その速さと量においてAIが圧倒的な優位性を示していますが、その事が人間の「認知(区別して認める)」や「判断」にどう関わるのか、様々な先進企業の取り組みを通じて問題提起を試みます。

■日時:2021年9月27日 (月) 
午前の部:10:00~12:00(受付開始 9:50)
午後の部:13:30~17:10(受付開始 13:20)

■プログラム:
【午前の部:ワークショップ】
10:00~12:00 ユーザー調査結果分析ワークショップ 水本徹氏(人間中心設計推進機構
副理事長・関西支部長)

※参加者には事前に架空のインタビュー調査結果のデータをお送りしますので、ワークショップが始まる前に、印刷しハサミ等で切り取ってカードにしておいていただく必要があります。当日は、各自カードソーティングを行っていただきますので、広いテーブルを使用ください。また、メモが書ける程度の大きさの付箋を30枚程度用意ください。

【午後の部:講演会】
13:30~13:40 開会のごあいさつ 水本徹氏
13:40~14:40 講演①「制御機器における極小表示向け製品用フォントの開発」名田平太氏(オムロン株式会社)
14:40~14:50 休憩
14:50~15:50 講演②「AIカメラ技術が創る次世代のリテール」土田安紘氏(AWL株式会社)
15:50~16:00 休憩
16:00~17:00 講演③「ヤフーのビッグデータを業務に活用する」埜口輝之助氏(ヤフー株式会社)
17:00~17:10 閉会のごあいさつ 中内淑文氏(人間中心設計推進機構 関西支部)

※ご講演中、ZoomのQ&A機能で質問を受け付けますが、すべてに回答いただけるわけではありません。また、資料の配布はありません。ご了承ください。
※当日の進行により、若干時間延長になる可能性もあります。ご了承ください。

■会場:オンライン(Zoom) 
※ミーティングのURLはPeatixで登録されたメールアドレスにお送りします。

■参加費:
ワークショップ: 2,000円(HCD-Net会員)、3,000円(一般)
講演会:2,000円(HCD-Net会員)、3,000円(一般)

------------------------------------------------------------------------
■プログラム詳細
午前の部:ワークショップ
9:50~ 受付開始 
10:00~12:00「ユーザー調査結果分析ワークショップ」
講師:水本徹氏(人間中心設計推進機構 副理事長・関西支部長)
概要:こちらで用意したインタビュー調査結果を用いて、上位下位関係分析やボトムアップ型発想法を用いた分析の手順を体験していただきます。それぞれの手法の特徴を理解することで、実践の場でどのような分析を行えばよいか、そのためにはどのような調査を行えばよいかを考えることができるようになります。

午後の部:講演会
13:20~ 受付開始 
13:30~13:40 開会のごあいさつ 水本徹氏

13:40~14:40 講演① 「制御機器における極小表示向け製品用フォントの開発」
講師:名田平太氏(オムロン株式会社 IAB デザインセンタ)
概要:近年、製造現場における制御機器の小型化と高機能化への市場要求が益々進み、小型の製品に多くの機能を詰め込まざるを得ない状況の中、製品表面に印字される機能表記も1.2mm程の極めて小さな文字となる傾向にあります。一方、現場作業者の高齢化や、成人視力の低下などもあり、制御盤内のような暗所での文字の可読・識別が困難になってきています。更に製造装置の場合、誤読による操作・設定ミスに因る企業や最終消費者に与える損害は甚大となる可能性も含んでいます。そのような社会的課題を「わかりやすい」制御機器製品によって解決するため、極小文字における可読性向上に注力した製品用フォントを開発しました。        

14:40~14:50 休憩
14:50~15:50 講演② 「AIカメラ技術が創る次世代のリテール」
講師:土田安紘氏(AWL株式会社 CTO)
概要:AWL(アウル)は「AI(人工知能)+OWL(フクロウ)」を足した造語。
AWLはAI・ディープラーニングをベースとする動画解析のトップランナーです。
世界17ヵ国から集う精鋭が生み出すソリューションは、AIの社会実装に貢献し、
AI産業にインテリジェンスをもたらしています。
今回は、店舗等のリアル空間上で、ECさながらの広告・集客ソリューションを展開する「リアル空間のメディア化」を
中心にプレゼンをしていただきます。

15:50~16:00 休憩
16:00~17:00 講演③ 「ヤフーのビッグデータを業務に活用する」
講師:埜口輝之助氏(ヤフー株式会社 データソリューション事業本部 事業戦略部
マーケティング リーダー)
概要:Yahoo知恵袋データを商品開発に活かしたり、検索データからペルソナを作成したりなど、Yahooデータから企業・自治体に貢献している部分に関してご紹介いただきます。

17:00~17:10 閉会のごあいさつ 人間中心設計推進機構 関西支部 中内淑文氏

■対象HCDコンピタンス:
A1.調査・評価設計能力
A2.ユーザー調査実施能力
A3.定性・定量データの分析能力
A4.現状のモデル化能力
A8.製品システム・サービスの要求仕様作成能力
A10.デザイン仕様作成能力
C4.手法・方法 論開発能力

■参加申込方法:下記よりお申込みをお願いいたします。
https://peatix.com/event/2751016/

【注意事項】
■領収書および請求書について:
※クレジットカードのご利用明細書、金融機関の払込受領書もしくは払込完了画面、Peatix発行の受領データをもって領収書に代えさせていただきます。
※Peatix発行の領収データについてはこちらをご参照ください↓
http://help.peatix.com/customer/portal/articles/221024
※請求書の発行はお受付いたしかねます。

■キャンセルについて:
・キャンセル前提のお申込みはご遠慮願います。
・やむを得ずキャンセルが必要となった場合は、9月22日(水)17:00までにお申し出があった場合はキャンセル手続きを承ります。それ以降のキャンセルにつきましてはお受け出来かねますので、何卒ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
・キャンセル時の返金につきましては、Peatix
Help「チケットをキャンセルしたい」をご参照ください。

■賛助会員の皆さまへ:
・2名まで「HCD-Net賛助会員」種別にて参加可能です。3名以降の方は「一般」種別となります。
・予め2名様を社内にてご調整をお願いします。3名を超えた場合は、再度「一般」にてお申し込み手続きを行っていただきますのでご了承をお願いいたします。

■PayPalをご利用される方へ:
PayPalから支払い承認のメールが届いても、その段階ではまだお申込みが完了しておりません。
PayPal決済画面でカード情報を登録後、注文確定画面に移動し、カナ名など必要項目に情報をご入力された上、
確定ボタンを押して注文確定となります。ご注文が確定するとPeatixからご登録のメールアドレス宛に『お申込み詳細』
のメールが自動配信されます。


セミナー・サロンレポート ※研究発表会は「研究会」ページをご覧ください

アーカイブ(すべてのセミナー・サロン開催概要)※研究発表会は「研究会」ページをご覧ください

動画チャンネル

一部の講演は動画チャンネルで見ることができます。

HCD-Netで人間中心設計を学ぶ

HCD-Net(人間中心設計推進機構)は、日本で唯一のHCDに特化した団体です。HCDに関する様々な知識や方法を適切に提供し、多くの人々が便利に快適に暮らせる社会づくりに貢献することを目指します。

HCDに関する教育活動として、講演会、セミナー、ワークショップの開催、 HCDやユーザビリティの学習に適した教科書・参考書の刊行などを行っています。