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12月3日(火)芝浦工業大学にて、「USBモデル」実践カードゲーム体験ワークショップを開催しました。 
これは、一般社団法人重要生活機器連携セキュリティ協議会(CCDS)と連携して開発した「USBモデル」実践カードゲームの効果を体験していただくためのワークショップです。 体験いただいたカードゲームは、セキュリティシステム開発において重要な専門領域であるユーザビリティ、セキュリティ、ビジネス(Usability、Security、Business:USB)をバランスよく開発、推進できるようデザインしたものです。 
まず、山口理事からUSBモデルについての紹介の後、メイン講師の大橋さん(株式会社モニカ)にて、ワークショップを進行していただきました。 今回は、申込者が9名(うち、オブザーバー2名)で、3名1チームの3チームで実施しました。(一部、スタッフ参加) 最初に、大橋さんがカードゲームを実施している状況を約30分ほどのビデオで紹介され、参加者にカードゲームの雰囲気をつかんでいただきました。
■カードゲーム紹介1
■カードゲーム紹介2
このあと、1回目のテストプレイを行いました。 今回は、具体的な開発ではなくそれぞれの考えている課題をテーマに、カードゲームをプレイしました。まず、チームの中で主人公を決め、主人公から自分の課題について話し、それから、他のサポーターとなる2名が質問カードを使って、課題を掘り下げ、理解を深めていきました。
■ワークショップ風景1(1回目)
■ワークショップ風景2(1回目)
ブレイクの後、大橋さんからカードゲームの理論や裏付けなどをふまえ、多様な専門職種のチームビルディングが可能なことや専門領域のバイアスが軽減できることなどを説明いただきました。 その後、2回目・3回目のプレイを行いました。
■カードゲーム説明1
■カードゲーム説明2
■ワークショップ風景1(2、3回目)
■ワークショップ風景2(2、3回目)
3回のプレイでチームの3名全員が主人公を体験した後、最後にまとめと振り返りを行いました。 
今回のチームは、それぞれ、初めて顔あわせる人がほとんどでしたが、すぐに打ち解け、ゲームの効果を体感できたようでした。 
受講者のアンケートなどからは「カードの内容が非常にコミュニケーションに役立つと感じた」「他者の視点と気付きが素晴らしかった」など肯定的なご意見をいただきました。使い方について「経験が多いほうがこのカードを利用するうえで有効そう」、効果について「専門家のストレスを軽減できる」などのコメントもいただきました。また、今後のプラッシュアップに向けて「ワイルドカードのようなカード」「簡単な紹介シート」などのアイデアもいただき、主催者側としても有意義なワークショップとなりました。 
本カードゲームにつきましては、引き続き、このようなワークショップの開催を検討しております。 
皆様も、ぜひ、このカードゲームをご体験ください。
概要
IoT品質を高めるためには様々な技術領域の協調が必要です。多様な専門性を生かしたチームビルディングを可能とするため、専門家同士の相互理解を対話により引き出し、開発チーム内での役割の確認や課題意識の共有を簡便に、安心して行えるよう、カードゲーム形式で体験・理解できるものを開発しました。 
このカードゲームは、セキュリティシステム開発において重要な専門領域であるユーザビリティ、セキュリティ、ビジネス(Usability、Security、Business:USB)をバランスよく開発、推進できるようデザインしてあり、その効果を体感していただくワークショップを開催いたします。 
このワークショップは一般社団法人重要生活機器連携セキュリティ協議会(CCDS)と連携して行われます。皆様のご参加をお待ちしています。 
■日時:2019年12月3日(火) 13時15分~17時45分 (受付開始:12時45分~)
■会場:芝浦工業大学 8階 801教室  
(東京都港区芝浦3-9-14)
http://www.shibaura-it.ac.jp/access/shibaura.html
■主催:NPO法人人間中心設計推進機構(ビジネス支援事業部) 
■共催:一般社団法人重要生活機器連携セキュリティ協議会(CCDS) 
■定員:24名 
■参加費: 
HCD-Net会員、賛助会員:10,000円 
CCDS会員:10,000円 
一般:15,000円 
社会人学生:5,000円 
特別見学枠(※):無料10名 
懇親会:別途申し込み必要 
(※)特別見学枠はワークショップの見学のみとなります。ワークショップへの参加はできません。お申し込み後の抽選となります。結果は個別にお知らせいたします。
■対象者: 
・HCD-Net会員全般 
・CCDS会員全般 
■対象コンピタンス: 
A5:ユーザー体験の構想・提案能力 
B2:プロジェクト調整・推進能力 
B3:チーム運営能力 
L2:コミュニケーション能力 
■参考: 
人間中心設計(HCD)コンピタンスマップ(HCD-Net)
https://www.hcdnet.org/media/001/201611/competence_map2016.pdf
講師
山口 恒久氏 (HCD-Net ビジネス支援事業部長)
「多職種チームビルディングツール、「USBモデル」実践カードゲーム体験ワークショップ」 における、「USBモデル」はビジネス支援事業部 関連団体連携委員会 セキュアUI-WGの活動成果ですので、はじめに「USBモデル」について解説をします。
尚、本ワークショップは連動した企画として、下記が開催されています。 
2019年11月22日(金)10時~12時30分
「ET 2019 / IoT Technology 2019」
HCD-NetとCCDS(一般社団法人重要生活機器連携セキュリティ協議会)共催のスペシャルセッション 「多様な専門性で創出するIoT時代のイノベーション ~多職種チームビルディング・USBモデル実践カードゲームの威力~」 
http://www.jasa.or.jp/expo/conference2019/confpage-c03.html
こちらの様子も含め、本ワークショップのテーマが背負っている時代の要請についても解説いたします。
ファシリテーター
大橋 正司氏 (モニカ株式会社 取締役)
インフォメーションアーキテクト。ウェブサービスやアプリの開発にデザインフェローとして携わり、カスタマーサクセスを主眼に置いたサービスデザインと、そのための組織変革の推進を支援している。
プログラム
12:45~ 受付開始 
13:15~13:30 アイスブレイク 
13:30~14:00 動画によるカードゲームの紹介 
14:00~14:50 まずはカードゲームを体験してみよう(ガードゲームのテストプレイ①) 
14:50~15:00 休憩 
15:00~16:00 USB(ユーザビリティ・セキュリティ、ビジネス)モデルとカードゲームの解説 
16:00~17:20 カードゲームの実践(テストプレー②、③) 
17:20~17:40 振り返りとまとめ 
17:45 終了 
18:20~20:20 懇親会(希望者のみ、別途お申し込みください)
