セミナー・サロン

毎年恒例!日本人間工学会アーゴデザイン部会とのコラボイベント開催のお知らせ

今年も、日本人間工学会アーゴデザイン部会と共にお届けする特別イベントが開催されます。業界の最前線で活躍する専門家の知見を共有し、未来を切り拓くヒントを得られる貴重な機会です。

第一部:HCD事例発表会 ― HCDを“続ける”ためのリアルな実践

HCDを導入するだけでなく、組織の中で継続的に実践していくことは簡単ではありません。
本セッションでは、HCDを実務として回し続けている企業の事例をもとに、成功だけでなく試行錯誤や壁についても共有します。
HCD推進に携わる方、これから本格導入を検討している方にとって、共感と学びのあるセッションとなることを目指します。

第二部:Future Experience(FX)フォーラム ― ビジョンを社会に実装するために

後半では、「Future Experience(未来の体験)」をテーマに、ビジョンを描くだけで終わらせず、いかに社会へ実装していくかを多角的に議論します。大学での教育・研究、生成AIの活用、ライフプロジェクト、地域活動など、立場の異なる実践者からの発表を通じて、企業・組織・個人それぞれが果たせる役割を考えます。
未来を構想する力と、現実を動かす力をどうつなぐか。そのヒントを持ち帰っていただくセッションです。

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。活発な議論と有意義な交流を通じて、共に未来の可能性を広げていく場にいたしましょう。

■日時:2026年1月30日(金)13時00分~17時30分 (受付開始:12時30分~)

■会場:株式会社島津製作所 本社 および オンライン(zoom)のハイブリッド開催
※ミーティングのURLは前日にお送りします。
※オンライン参加者の質問はzoomのQ&A機能で受け付けます。 

■主催:特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)

■共催:日本人間工学会アーゴデザイン部会

■協賛:Xデザイン学校

■定員:50名(対面)、100名(オンライン)

■講演会参加費:4,000円

■交流会参加費:5,000円

■プログラム:
12:30-13:00 受付

13:00-13:05 開会のごあいさつ(HCD-Net 副理事長 水本 徹氏)

13:05-15:10 HCD事例発表会

発表①「aiboのソフトウェア開発プロセスに沿ったHCDの進め方]
渡辺 洋人氏(ソニーグループ株式会社 事業開発プラットフォーム 事業開発部門 AIロボティクス設計部)

発表②「タイトル未定」
小林 広樹氏(パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社)

発表③「BtoB向けUXリサーチにおける生成AI活用の一例 - 実務での試行錯誤から」
中川 浩伸氏(株式会社島津製作所)

発表④「商業印刷機の製品開発におけるユーザビリティデザインの取り組み」
林 昌俊氏(キヤノン株式会社)

質疑応答

15:10-15:20 休憩

15:20-17:25 Future Experience(FX)フォーラム

発表⑤「AI浸透深化の時代におけるデザイナーの役割:山梨大ADPプログラム」
郷 健太郎先生(山梨大学)

発表⑥「ビジョンから社会実装へ - デザインプロセスにおける生成AIの活用」
西内 信之先生(東京都立大学システムデザイン学部情報科学科)

発表⑦「ビジョンから社会実装へ - ライフプロジェクトというアプローチ」
山﨑 和彦先生(Xデザイン研究所、武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所)

発表⑧「個人が出来るビジョンの社会実装ーお囃子保存会で次世代を応援するプロセスと実践」
佐藤 公一氏(フリーランス)

質疑応答

17:25-17:30 閉会のごあいさつ

18:00~ 交流会

■発表内容詳細:
----- HCD-Net -----
発表①「aiboのソフトウェア開発プロセスに沿ったHCDの進め方」
渡辺 洋人氏(ソニーグループ株式会社 事業開発プラットフォーム 事業開発部門 AIロボティクス設計部)

概要:aiboはソニーが開発、サービス提供しているエンタテインメントロボットです。2018年に発売した後も、ソフトウェアやコンテンツを更新し、オーナーの皆様がaiboとの暮らしを楽しんでいただけるようサービスをアップデートし続けています。ソフトウェア開発プロセスに沿う形でHCD活動を実践し得られた成果やその際の工夫、課題について、具体例を元にご紹介します。

発表②「未定」
小林 広樹氏(パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社

概要:未定

発表③「BtoB向けUXリサーチにおける生成AI活用の一例 - 実務での試行錯誤から」
中川 浩伸氏(株式会社島津製作所)

概要:生成AI元年と呼ばれる2023年から約2年が経ち、生成AIはさまざまな業種で急速に活用が進んでいます。BtoBメーカーでUXリサーチャーとして働く私自身も、日々の業務に生成AIを取り入れるための試行錯誤を重ねてきました。本発表では、最先端のAI活用手法を紹介するのではなく、普段の業務の中で生成AIをどのように使い、どのような点で役立ち、また難しさを感じているのかといった、実務に即した事例をお話しします。

発表④「商業印刷機の製品開発におけるユーザビリティデザインの取り組み」
林 昌俊氏(キヤノン株式会社)

概要:製品開発において、キヤノンデザインセンターではユーザー理解の取り組みをとても重視しています。商業印刷機を事例に、ユーザー理解の取り組みを紹介するとともに、身体負荷や作業動線の課題を解決したユーザビリティデザインの実践内容を解説します。

----- FXフォーラム -----
発表⑤「AI浸透深化の時代におけるデザイナーの役割:山梨大ADPプログラム」
郷 健太郎先生(山梨大学)

概要:いま、デザイナーの仕事への取り組み方が大きく変化しようとしている。そのきっかけとなっているのは、ChatGPTに代表される対話型生成AI技術の急速な発展である。現代のデザイナーには、これらの技術を道具として使いこなすだけでなく、AIにはできない付加価値をデザイナーとしての仕事に与えられるかどうかが問われている。このようなAI浸透深化の時代にあって、ものづくりに携わるデザイナーの役割は、現在のAIが持ち得ない特性にこそ見いだされるといえる。本講演では、このような問題意識にもとづいて展開している教育プログラムを紹介し、ビジョンと社会実装の観点から、その構想について説明する。

発表⑥「ビジョンから社会実装へ - デザインプロセスにおける生成AIの活用」
西内 信之先生(東京都立大学システムデザイン学部情報科学科)

概要:ビジョンの社会実装を見据えると、従来のデザインプロセスを一段と効率化することが求められる。一方で、近年の生成AIの進展により、様々な作業の負荷が軽減され、短時間での推進が可能となった。本発表では、デザインプロセスにおける生成AI活用、特に我々研究グループが取り組む評価プロセスの検討内容を中心に紹介する。

発表⑦「ビジョンから社会実装へ - ライフプロジェクトというアプローチ」
山﨑 和彦先生(Xデザイン研究所、武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所)

概要:ビジョンの社会実装するには、企業側としてカルチャーやEXデザイン、個人側としてライフプロジェクトの活用に可能性がある。ライフプロジェクトとは、個人が自らの価値観に基づいて、日々の生活を構築し、それを通して社会的・環境的な価値を生み出す営みのことである。本発表では、ライフプロジェクトの可能性と社会人向けの武蔵野美術大学VCP
FOR LIFE PROJECTを中心に紹介する。

発表⑧「個人が出来るビジョンの社会実装ーお囃子保存会で次世代を応援するプロセスと実践」
佐藤 公一氏(フリーランス)

概要:私の地域参加活動、自治会運営、お囃子保存会を通して活動に首を突っ込む、巻き込んでもらう、周りを巻き込む体験をしている事例を例に新しい活動企画じゃなくても、既存の仕組みの中で活動し、時代に合わせた進化、地域活性を持続していくのもありという活動を紹介します。町内会、自治会にはあらゆる世代が参加しています。世代ごとに情報伝達スキルが異なっています。子供会PTA自治会その周辺関係性も含め論じます。

■参加申込方法:次のURLからお申込みください。※Peatixのアカウント登録が必要です。
https://peatix.com/event/4701160/

■参加者付与ポイント(認定資格保持者の方):1ポイント

【注意事項】
(1)領収書および請求書について
・クレジットカードのご利用明細書、金融機関の払込受領書もしくは払込完了画面、Peatix発行の受領データをもって領収書に代えさせていただきます。
・Peatix発行の領収データについては、こちらをご参照ください。
http://help.peatix.com/customer/portal/articles/221024
・請求書の発行は、お受付いたしかねます。

(2)キャンセルについて:
・キャンセル前提のお申込みはご遠慮願います。
・やむを得ずキャンセルが必要となった場合、キャンセル期限「1月27日(火)17:00」までにお申し出があった場合のみキャンセル手続きを承ります。懇親会のキャンセル期限は1月21日(水)17:00です。それ以降のキャンセルにつきましてはお受け出来かねますので、何卒ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
・キャンセル時の返金につきましては、Peatix Help「チケットをキャンセルしたい」をご参照ください。

(3)賛助会員の皆さまへ:
・2名まで「HCD-Net賛助会員」種別にて参加可能です。3名以降の方は「一般」種別となります。
・予め2名様を社内にてご調整をお願いします。3名を超えた場合は、再度お申し込み手続きを行っていただく場合がございますのでご了承をお願いいたします。

(4)PayPalをご利用される方へ:
PayPalから支払い承認のメールが届いても、その段階ではまだお申込みが完了しておりません。
PayPal決済画面でカード情報を登録後、注文確定画面に移動し、カナ名など必要項目に情報をご入力された上、 確定ボタンを押して注文確定となります。ご注文が確定するとPeatixからご登録のメールアドレス宛に『お申込み詳細』 のメールが自動配信されます。


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動画チャンネル

一部の講演は動画チャンネルで見ることができます。

HCD-Netで人間中心設計を学ぶ

HCD-Net(人間中心設計推進機構)は、日本で唯一のHCDに特化した団体です。HCDに関する様々な知識や方法を適切に提供し、多くの人々が便利に快適に暮らせる社会づくりに貢献することを目指します。

HCDに関する教育活動として、講演会、セミナー、ワークショップの開催、 HCDやユーザビリティの学習に適した教科書・参考書の刊行などを行っています。